- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622045236
感想・レビュー・書評
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ずっと読みたいと思っていた一冊。
読み初めは訳を少し読みにくく感じたけど、途中からその読みにくさも味わい深いような気がしてきて、あまり気にせず読めた。
個人的には一気に読み切るよりも、じっくりひとつひとつ噛み締めながら読むことをお勧めしたい本。
例えば、一ヶ月の旅行のお供に持って行ってその間に時間をかけて読むとか。
さっきも書いた通り、訳も難しいので一読では「ん?」って引っかかることが多いんです。
でも引っかかるたびに何度も何度も読み直して、そのたびにその言葉が自分のものになって、自分の中に根を下ろしていくような感覚がとても心地いい。他の本ではなかなか味わえない感覚だと思う。実際、ノートに書き留めたくなる宝物のようなような言葉たちがたくさんあった。
難しいけど、読み終わった後、自分の心がひとつ豊かになっていることにきっと気づくはず。
心のためになる滋養に満ちた本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
訳がひどい。非常に読みにくく、内容が頭に入ってこない。
直訳文特有の長くて回りくどい言い回し。
訳の問題でもあると同時に、比喩が多いのも原因か。 -
「星の王子さま」の大人向けという感じでした。
所々で星の王子さまのセリフや場面が思い浮かびました。砂漠での遭難シーンは実体験だからこそ迫るものがありました。でも一番好きなシーンは二人の王女が出てくるところです。最後の一文についての議論があったけれど個人的には最後の一文のおかげで希望を持って読み終えることができた気がします。消して綺麗事では終われない時代を生きたにもかかわらずこんなにも美しい表現ができることがすごいなぁと思います。優しいだけではなく人間の尊厳、生命の力強さを感じる本でした。まだ私の理解が及ばない箇所もたくさんあったため★★★にしました。
また読み返した時、深く理解できたり新たな気づきができたらいいなと思います。
作者の本はいつも心に刺さる一文に出会える。しかも読み返すと刺さるその時々で響く言葉が違ったりするところがとても好きです。 -
請求記号:958.7サ
資料番号:010043370 -
サンテグジュペリの代表作「星の王子様」の原型とも言われる、彼の実体験に基づいた話。飛行機が故障し、墜落したリビア砂漠という死の世界で、助けを求めて彷徨い歩きながらも、彼が見つめた砂漠の生命の描写があまりにも神々しくて、涙が出るほど心震えた。東京のサラリー生活では、もはや味わうことの出来ないだろう、生命の理と力と感動を味わえる本。
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Dec, 2009
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美しい!
フランス語で読みたい。笑 -
サン=テグジュペリほどロマンチックで心の綺麗な人も珍しい。高貴な方ですね。星の王子さまも夜間飛行もいいけど、この作品が1番好きかも。
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作家と操縦士。両方とも天職だったんだろうなあ。
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2006/11/18 sat
<br>サン=テグジュペリの名言『愛するとは、けっしてたがいに見つめ合うことではなく、いっしょに同じ方向を見ることだ』この一文が読みたくて、読み始めた本。飛行機乗りだったサン=テグジュペリが、自身がリビア砂漠で不時着したときのことや仲間のことをつづっている。自然と対峙することで、人間がおのれを発見することを描いている。とても難しい本だったけど、『人間の大地』というタイトルには、何となく納得させられました。もう少し読解力をつけたらもう一度読んでみようと思います。