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- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622049043
作品紹介・あらすじ
本書の主題は、料理の火が存在すればそれに必ずともなう土器つくりの火と、焼成される土器の起源である。この主題が三つの方向から探究される。第一に、南北アメリカの遙かに隔たった地の諸神話に見られる構造的・内容的類同性、第二にインディアン神話に見られる動物群の神話的意味、そして第三に象徴的思考をめぐる神話の構造分析とフロイトの精神分析の視点の違いである。自然から文化への移行の秘密を探り、読者の知的愉しみを満喫させる一冊。
感想・レビュー・書評
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なにかをひらめくまで、この本をずっとずっと目の前にひらひらひらひらぶら下げておきたい、と考える。ひとがなにを考えているのか(というより、ひとはなにを考えるようになっているのか、かな)を知るためにレヴィ=ストロースが並べ、重ね、つなげ、透かしてみたりもした数々の神話の密林に迷いこみ、そこで彼がなにかを見つけていく様子をその横で見ているような感覚が楽しい。それをともに「わかる」必要はなく、見ているだけで、楽しい。ほんとうはもっとわかったほうが、もっと楽しいんだろうけど。
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私の人生を変えた一冊。同じものを見ていても、その先にこれほど豊穣なイメージの世界が広がっているとは考えた事もなかった!!
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