オルレアンのうわさ―女性誘拐のうわさとその神話作用

制作 : Edgar Morin  杉山 光信 
  • みすず書房
3.69
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本棚登録 : 45
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622049074

作品紹介・あらすじ

1969年5月の初め、ひとつのうわさがオルレアンで広まった。幾人かの女性が行方不明になっているという。ユダヤ人の商人たちが、ブティックの試着室のなかで薬物をかがせるか注射するかして、地下の通路を経て、外国の売春街へ攫っていったというのだ。この月の末に至る間にうわさは尾ひれをつけられ、この「犯人」たちを威嚇するような性格をもつ。ユダヤ商人の多くは、ある狂気が彼らを包囲するのを知る。じっさいには、何ごとも生じていなかった。だれ一人として、オルレアンで行方不明の女性などいなかった。すべては口から耳へと伝えられ生じたのである。モランとその調査グループは、この事件の解明を試みる。なぜオルレアンで?なぜユダヤ人が名ざしで?いかにうわさは増殖し、神話化したか。

感想・レビュー・書評

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  • どうやら精神分析的とおぼしき用語で繰り広げられる分析の記述のなかに、20世紀中葉のオルレアンの街頭に広まった「うわさ」とは別種の、とくに意図された特定個人がなす空想の実践を見てしまうのはわたしだけだろうか…。

  • テーマは普遍的たけど、無自覚の前提が固定的かな。簡単に言うと古いとなってしまう。
    でも、それを越えて面白かった。ポスト構造主義っていうのはこういうののこと?

  • モラン入門

  • これもモランの代表作です。みすず版が改訂され、副題が追加されたようです。いわゆる「デマゴーグ」を歴史学的社会学的、さらにはフィールドノート的に分析した一冊で、学術書とは思えないほどにドキドキする展開。最初のモランなら、こちらをお奨めします。

  • 大学の図書館で借りました。

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