本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622049135
感想・レビュー・書評
-
幻覚と統合失調症を発症し、入院した体験を描く『ジャスミンおとこ』、『最後の(?)発病覚え書』、『はじめての発病のころの二つの手記』、『病院にて』、想像上の姦通を描いた『二人ゲーム』、幼少期の自叙伝風な体裁の『暗い春』を収録。少女の頃の幻影、ジャスミンおとこは彼女を完全に浄化し、変容する事が出来る超自然的な能力を持ち、固く彼を信頼しているが、やがて遠くから催眠術をかけ、現実の「白いひと」と同一視し、白い鷲から「宿敵」へと変貌する。「人生に心底から疲れきり、打ち勝ちがたい倦怠のために死ぬ事を望んでいる」ウニカ・チュルンの悲痛な声が聞こえる。愛や怒りの状態でなければあらゆるものが休まるという、「太陽神経叢」の部屋でゆっくり休んで下さい。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
じょうずに生きられなかったひと
全4件中 1 - 4件を表示
ウニカ・チュルンの作品
この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。





