今日のトーテミスム (みすずライブラリー)

  • みすず書房 (2000年9月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784622050582

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  • 文化人類学用語を知っていないと半分は理解できない! でも今までの文化人類学の歴史も分かって勉強になる。

  • 昔話の起源との関係で人類学にちょっと興味を持った。トーテムが何か鍵を握っていそうだ。この本に詳しく載っていそうだ。「トーテミズム」という耳慣れない言葉は、いったい何なのだろう?
    と思って読んだら、いきなり「トーテミズムなるものは幻想で、実際には存在しない」ということだった。ちょっとびっくりである。
    ひとことでいうと、トーテムをめぐる諸制度は「トーテミズム」という言葉で一般化できるようなものではない、ということらしい。多くの例とともに、いわゆる未開社会の世界観が詳述されている。されてはいるが、「ちょっと興味」くらいでこれを読みこなすのは不可能だ(私には)。
    後半の講演の記録「人類学の課題」のなかで、オイディプス型の神話と聖杯伝説を逆転したものととらえる論理が非常におもしろかった。

  • [ 内容 ]
    19世紀以来、「未開」社会のある社会集団と特定の動植物や無生物(トーテム)との間に交わされる特殊な制度的関係はトーテミスムと呼ばれ、幾多の実地調査が重ねられてきた。
    しかしそれぞれの「未開」社会を調べるほどに、各事例の間には一般化できない種々の差異があることが分かってきた。
    著者は、従来のトーテミスム理解は、人間と自然を非連続として捉えるキリスト教的思考の恣意と幻想にすぎないと批判する。
    フレイザー、ボアズ、マリノフスキー、デュルケームなどのトーテミスム理論を分析しつつ、トーテミスムについての新しい捉え方の先駆をルソーやベルクソンに見いだし、現実(自然)を前にした人間精神の操作、論弁的な思考の構造を明らかにする。

    [ 目次 ]
    今日のトーテミスム(序論;トーテム幻想;オーストラリアの唯名論;機能主義的トーテミスム;知性へ;心の中のトーテミスム)
    人類学の課題

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