歴史を逆なでに読む

  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622070641

作品紹介・あらすじ

現代歴史学の第一人者による日本版ベストセレクション。史料が語る証拠や証言にもとづきながら、歴史の真実と可能性を統合する歴史叙述はいかにして可能か。

感想・レビュー・書評

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  • 相対主義を拒否するギンスブルグの、ヘイドン・ホワイトに対する反論が気になったので読んでみた。証拠と可能性があってこそ歴史が書ける、というのが歴史の相対主義に対する一応の反論だろう。むしるそう思わないと歴史なんかやってられないのではないか。歴史の持つ真実性に対して、ホワイトの議論には無い、史料批判、つまり「逆なでに読むこと」を重視していたのが印象に残った。

  • GC1a

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著者プロフィール

(Carlo Ginzburg)
歴史家。1939年、イタリアのトリーノに生まれる。ピサ高等師範学校専修課程修了。ボローニャ大学・近世史講座教授、カリフォルニア大学ロスアンジェルス校教授を経て、ピサ高等師範学校教授。

「2022年 『恥のきずな 新しい文献学のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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