砂漠の思想 リビアで考えたこと

  • みすず書房 (2005年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784622071136

感想・レビュー・書評

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  • リビアへの入国が厳しく制限されていた89年当時に、精神科医の著者がカダフィ人権賞の委員として招かれ、リビア国内を旅した紀行書。

    アフリカ大陸の和合を夢見たの小国の指導者の持つ叙情性に、少なからずシンパシーを抱く著者。一方で異邦人として、その浮世離れした「カダフィ劇場」を見つめるその視線には、精神科医としての冷徹な客観性があっておもしろい。

    精神科医というのはある意味で文学者であり、優れた社会批評家なんですね。それとも著者個人の資質か…いずれにしても平易な文章の中に時折現れる鋭い視線にはっとさせられる。

  • <a href="http://www.bk1.co.jp/product/2527826"><b>砂漠の思想</b> リビアで考えたこと</a><br><br> 2005.2<br><br><br>90年に他社より出版されたものの、長らく絶版状態で再販が望まれていました。<br>旅行会社でも紹介されていた本なので、読みたかったんですよぉ〜<br><br>1989年に、カダフィ人権賞会議がきっかけで<br>リビアを旅した(ちょっとニュアンスが違うか…)記録。<br>自分が実際に訪れた年の約10年前なのに、こんなに旅がしにくかったとは!<br>話には聞いていましたが、改めてビックリしつつ読み終えました。<br><br>今でもツアーでしかビザを出してもらえないそうなので<br>受け入れ態勢が随分良くなったとはいえ、<br>フリーで旅するのはまだまだムズカシイところ。<br><br>でもね「こういう道もあるんだなぁ」って思わせてくれるトコロ。<br>やっぱり何度も訪れたくなる国なのです。

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著者プロフィール

野田正彰(のだ まさあき)
1944年、高知県出身、北海道大学医学部卒業。長浜赤十字病院精神科部長、神戸市外国語大学教授、ウィーン大学招聘教授、京都女子大学教授、関西学院大学教授など歴任。精神病理学者、作家。文化変容、戦争と革命のなかで生きる人間を精神医学者として考察してきた。著書『狂気の起源をもとめて』(中公新書)、『コンピュータ新人類の研究』(文藝春秋、大宅壮一ノンフィクション賞)、『戦争と罪責』『犯罪と精神医療』『喪の途上にて』(講談社ノンフィクション賞)、『災害救援』(以上、岩波書店)、『庭園に死す』(春秋社)、『戯曲 サビーナ』(里文出版)、『虜囚の記憶』(みすず書房)、『社会と精神のゆらぎから』(講談社)他。

「2025年 『過ぎし日の映え 続 社会と精神のゆらぎから』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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