理性の使用―ひとはいかにして市民となるのか

  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622071303

作品紹介・あらすじ

人間の声はもはや社会のなかで聞こえなくなったのか。18世紀後半における社交の衰退と革命期の議論の悪夢に、近代以降の世界に生きるわれわれの困難を読む。

感想・レビュー・書評

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  • 副題の「ひとはいかにして市民となるのか」について、市民になることの困難と、それを打開するかすかな光が、カント、コンドルセ、ルソー、シエース、そして先生のご専門のトクヴィルの知見を駆使して、示されます。3章、4章、あとがきの流れが特に好きです。

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著者プロフィール

京都大学人文科学研究所教授/京都芸術センター館長。一九五〇年、滋賀県生まれ。一九八〇年、京都大学大学院文学研究科修了。専門は知識社会学専攻。著書に『理性の使用│ひとはいかにして市民となるのか』(みすず書房)、『トクヴィル│現代へのまなざし 』(岩波新書)他。二〇〇九年より、京都芸術センター館長。

「2014年 『継ぐこと・伝えること』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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