社会生物学論争史 1 誰もが真理を擁護していた

  • みすず書房 (2005年2月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784622071310

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  • 原題:Defenders of the truth
    著者:Ullica Christina Olofsdotter Segerstråle
    翻訳:垂水雄二

    【版元】
    http://www.msz.co.jp/book/detail/07132.html

    【第一巻の目次】
    献辞 [i]
    目次 [ii-vi]
    はじめに [vii-x]

    第一章 真理をめぐる闘いとしての社会生物学論争 001
    科学的真理と道徳的真理は同じものか
    学問的な工作としての社会生物学論争
    オペラに見立てた社会生物学論争

      第一部 社会生物学論争で何があったのか 
    第二章 社会生物学をめぐる嵐 019
    創り出された社会生物学論争
    まじめな科学的批判の欠落
    社会生物学研究グループの活動
    社会生物学論争は回避できたか
    「環境主義」パラダイムの優越

    第三章 衝突に突き進む同僚――ウィルソンとルウォンティンの正反対の道徳的かつ科学的課題(アジェンダ) 057
    大物どうしの激突
    ウィルソンの実証的プログラム
    ルウォンティンの批判的な課題
    嗜好の問題

    第四章 英国派とのつながり 087
    群淘汰から血縁淘汰へ――集団的改宗か科学的雪崩現象か
    ビル・ハミルトン――孤独の人
    メイナード・スミスと逸した機会
    ジョージ・プライス――原理主義(ファンダメンタリズム)を奉じた科学者
    コップの中の嵐か――ドーキンスと英国における論争

    第五章 社会生物学の秘められた背景 134
    ハーヴァード大学によるハミルトンの発見――トリヴァースとデヴォア
    相互扶助論
    〈人間と動物〉会議――触媒的な出来事
    ウィルソン流の社会生物学――ある目的のための総合
    名前に何かがあったのか――「社会生物学」がはらむ意味

    第六章 適応主義への猛攻――遅ればせの科学的批判 172
    適応主義のどこがまちがっているのか
    完璧な人間などいない
    サンマルコのスパンドレル――ロイヤル・ソサエティをうろたえさせたグールドとルウォンティン
    スパンドレルへの反応
    もと適応主義者の懺悔
    トロイの木馬としての社会生物学論争
    断続主義に断点を入れる

    第七章 淘汰の単位と、文化との関連 218
    淘汰の単位をめぐる論争における真と誤り
    ハーヴァードの全体論と英国のお手玉遺伝学
    淘汰のレヴェル――存在論的異議申し立て
    文化の問題
    ハミルトンの「人種差別的」論文
    遺伝子は必要か

    第八章 批判に適応する社会生物学――『遺伝子・心・文化』 269
    社会生物学は自らをつくり変える――それとも?
    メイナード・スミス数式をチェックする
    ルウォンティン屈辱を感じる
    エドマンド・リーチはエソロジーがお好き

    第九章 道徳的/政治的対立はつづく 305
    新しい潮流の台頭
    「人種差別主義者」という誹謗と反論
    ナビのエピソード――科学におけるマナーとモラル
    批判者たちは実証的プログラムを考案する
    もうたくさんだ! と社会生物学者たちは言う
    誰がまちがったのか

    注 [341-351]
    用語解説 [1-9]

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