心理

  • みすず書房 (2005年5月2日発売)
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本 ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784622071433

感想・レビュー・書評

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  • ずっと詩を読んできました。

    小学二年生の時に、宮沢賢治の詩を朗読して誉められて以来、もう随分と声には出さなくなったけれど、象徴詩やシュールリアリズムや様々な手法の詩を愛読してきました。

    吉本隆明は、詩人としては好きですし、谷川雁は詩人としても思想家としても超一級の人物ですが、ええっと今は荒川洋治です。

    他の誰ともまったく異質な詩人・荒川洋治との出会いはいつだったでしょう。

    何年か前に「現代詩手帖」で彼の新刊本「空中のぐみ」のプレゼントに当たって、サイン本をもらったり、TBSラジオのコメンテーターでその誠実そうな人となりを知ってファンに。

    そして読むたびに彼の切り取る瞬間の輝きに、グイグイ引き込まれてしまいました。

    この本でも難解ではなく感情のひだを弄ぶのではなく、ズバズバっと心の深いところに入って来ることに、メロメロです。詩ってなんと清々しいものでしょう。

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著者プロフィール

荒川洋治
一九四九 (昭和二四) 年、福井県生まれ。現代詩作家。早稲田大学第一文学部文芸科を卒業。七五年の詩集『水駅』でH氏賞を受賞。『渡世』で高見順賞、『空中の茱萸』で読売文学賞、『心理』で萩原朔太郎賞、『北山十八間戸』で鮎川信夫賞、評論集『文芸時評という感想』で小林秀雄賞、『過去をもつ人』で毎日出版文化賞書評賞を受賞。エッセイ集に『文学は実学である』など。二〇〇五年、新潮創刊一〇〇周年記念『名短篇』の編集長をつとめた。一七年より、川端康成文学賞選考委員。一九年、恩賜賞・日本芸術院賞を受賞。日本芸術院会員。

「2023年 『文庫の読書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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