- Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622073109
感想・レビュー・書評
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「ことばとコトバと言葉と」
所蔵情報
https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/detail?rgtn=072575詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった。
アーサーさんならではの日本語の深い読み方。
まど・みちおの「やぎさんゆうびん」をして、不条理文学の金字塔と呼んでいる。 -
日本の有名な詩の英訳。
けっこう簡単に訳せるもんだ。 -
原詩と英訳と解説(訳者エッセイ)がついて、3回おいしい本。一度は名前を聞いたことがあるけれど、という日本の代表的詩人の作品が2-3片ずつ掲載されていて、普段文学に疎い人間の教養にもなるし、英語のちょっとしたニュアンスの勉強にもなります。
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●読書録未記入###
p.36〜37 中原中也「サーカス」:空中ブランコのオノマトペア
『ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」は『SEEEEEEE SAAAAAAAAW, SEE and SAW』
p.40 日本語に比べアルファベットはオノマトペアの造語がやや作りにくく、英訳に苦労したとの事。
著者アーサー・ビナードの他著:「はらのなかのはらっぱで」(九州博物館:「針聞書」)
p.74 【イタリア語の言葉遊び】
“Spora la panca la capra canta.(ベンチの上でヤギさんはうたう
Scotto la capra crepa.” ベンチの下では事切れてしまう)
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英語に翻訳されると、意外に平易でわかりやすかったりしますね。
全く知らない単語や予想外の訳しかたになっている場合もありますが。
日本の詩人のこともよく知らないので、選び抜かれた詩のラインナップに感心。