ヨーロッパ戦後史 上 1945-1971

  • みすず書房 (2008年3月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (608ページ) / ISBN・EAN: 9784622073413

感想・レビュー・書評

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  • この本では著者の超人的な知の広がりを目の当たりにすることになります。読んでいてまさしく、自分の知っている世界が広がる感覚・・・歴史における地理的、文化的な横軸がどこまでも広がり、時間という縦軸がぐ~っと伸びていく感覚・・・うまく言い表せないのですがこの本を読んでいると「自分の世界が広がる」という感覚を味わうことになります。

    ぜひぜひおすすめしたい名著中の名著です!

  • やっぱり戦後史大好き
    網羅的でめちゃいいけど胃もたれ感もある

  • 読売新聞掲載2019519
    朝日新聞掲載2019525

  • 原題:Postwar: A History of Europe since 1945 (London: William Heinemann, 2005)
    著者:Tony Judt(1948-2010)〔フランス現代史、ヨーロッパ史〕
    訳者:森本 醇、浅沼 澄


    【上巻目次】
    『ヨーロッパ戦後史』を読むために(二〇〇八年一月 長部重康) [i-xii]
    目次 [xv-xvii]
    凡例 xviii
    まえがきと謝辞 [xix-xxiii]
    はじめに [003-015]

    第1部 戦後・1945-1953年 
    I  戦争が遺したもの 019
    II 報復 054
    III リハビリテーション 082
    IV 不可能な決着 129
    V 冷戦到来 165
    VI 粛清旋風のなかへ 211
    VII 文化戦争 253
    結び 古きヨーロッパの終焉 291

    第2部 繁栄と不満と・1953-1971年 
    VIII 安定の政治学 309
    IX 失われた幻想 355
    X 豊かさの時代 416
    補章 経済二国物語 456
    XI 社会民主主義の季節 463
    XII 革命の亡霊 500
    XIII ことは終わった 540

    写真提供 575


    【下巻目次】
    第3部 景気後退期・1971-1989年 
    XIV しぼみゆく期待 003
    XV 政治の新基調 044
    XVI 移行の時 070
    XVII 新たな現実主義 109
    XVIII 権力なき者の力 138
    XIX 旧秩序の終焉 171

    第4部 崩壊の後で・1989-2005年 
    XX 分裂に向かう大陸 237
    XXI 清算 274
    XXII 古いヨーロッパ――そして新しいヨーロッパ 321
    XXIII ヨーロッパの多様性 381
    XXIV 生き方としてのヨーロッパ 417

    エピローグ 死者の家から――近代ヨーロッパの記憶についての小論 451
    索引 [01-44]

  • 読みごたえがあるのは、上巻のほうです。下巻に突入するのもいいですが、上巻を二回読むのも一興です。ひとつ紹介します。冷戦初期、米国は三つの方針をたてます。一、欧州へのスターリンの進出を阻止。二、大英帝国の解体。三、米国の欧州からのできるだけ早い撤退。米国は二のみ成功します。一は挫折。よって三も思惑どおりにはなりませんでした。

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