20世紀を語る音楽 (2)

  • みすず書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622075738

作品紹介・あらすじ

「全ては神秘に始まり政治に終わる」。世紀後半、音楽は革命と反革命、理論と論争、連合と分裂の大狂乱に陥る。無数のクラシックの系譜は後期資本主義社会で大融合を迎えるのか。全米批評家協会賞受賞の壮大な文化史。

感想・レビュー・書評

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  • 現代音楽についての総覧的な物語、下巻読了。とにかく文量多し。でも良い本。面白い。20世紀の音楽においては、何よりもナチスとソ連当局の抑圧・コントロールの激烈さに慄く。そして一方西側では調性音楽が一切作られなくなるというそれもある意味イデオロギッシュな状況。なんで(たかが)音楽がそこまで政治的なネタになってしまうのか。いずれにせよ、作曲家は本当に命がけで音楽を作ってるだな、と。日経書評(2010/01/23)

  • この巻では、ヒトラーの時代のドイツ音楽から、20世紀末の現代音楽までが記されている。
    それにしても、巻末の「謝辞」にも見られるように、よくぞと思われるほどに資料を集めての記述には脱帽させられる。
    特に、ミニマリズムなどの現代音楽についての記述では、ほとんど耳にしたことのない音楽でも、それがどのような音楽であるのかがおぼろげながら感知できるように書かれているのは、筆者の筆力の賜物であろうと思う。

  • 請求記号:762.07/R73/2
    (経営学部経営学科 水谷正大 教授)

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著者プロフィール

●アレックス・ロス[画]……1970年生まれ。あくまでもリアルな画風で見る者を圧倒する、現代のアメコミ界を代表する人気アーティスト。

「2013年 『マーベルズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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