スピノザの方法

著者 :
  • みすず書房
4.33
  • (5)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 198
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622075790

作品紹介・あらすじ

『知性改善論』『デカルトの哲学原理』から『エチカ』冒頭部までを徹底的に精読。スピノザの思考の筋道を内在的に押し広げ、その方法と問題意識を解き明かす。気鋭の哲学者が放つ類書なき論考。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 何箇所か読み飛ばしたものの、読了。

    読んでるうちに、スピノザって、デカルト辿ったことから始めたんだなーと改めて思ってたら、そこの連続性が最後のほうに出てくる。

    デカルトを学びデカルトへの違和感を深く考えることから始めたにしても、暫定的なものから始め、学び、コギトへ至り、そこから全てを証明していく、というデカルトの方法。
    それがあったうえで、説得ではなくて状態描写としてスピノザがその方法を書き換え、そのうえで、与えられた真の観念という入り口から神の観念に至り、そこから全てが出てくる、というスピノザの方法が出てくる
    なんかそういう意味ではネオプラトニズム的でもある。

    てか、禅的でもあるよね
    本当のことがわかるまで本当のことをどうやったらわかるのかはわからん

    即、な感じ

    臨済の公案のかわりにエチカがある

  • スピノザという名前はよく耳にしますが、どんな哲学なのか知りたいと思います。

  • やっと読了。
    「水のないところでは泳ぎを学ぶことは出来ない。水に飛び込み、みずから困難を切り抜けなければならない。」
    ふぅ〜。

  • 【目次】

    凡例

    序論 方法という問題

    第一部 ふたつの逆説
     第一章 方法の三つの形象Ⅰ
      1. 道具 ──哲学におけるソフィズムの問題
      2. 標識 ──哲学における説得の問題
     第二章 方法の三つの形象Ⅱ
      1. 道 ──方法の逆説
      2. 道 ──方法論の逆説
     第一部の総括

    第二部 逆説の起源
     第三章 スピノザのデカルト読解Ⅰ
      1. 「スピノザの思想」、「デカルトの思想」
      2. コギト
      3. 循環
     第四章 スピノザのデカルト読解Ⅱ
      1. 四つの操作
      2. 規則と順序
      3. 並べ替えの意味
      4. 観念と実存
     第五章 スピノザのデカルト読解Ⅲ
      1. 分析と総合
      2. 第二のア・ポステリオリな証明
      3. 第一のア・ポステリオリな証明
      4. ア・プリオリな証明
     第二部の総括

    第三部 逆接の解決
     第六章 スピノザの観念的思想
      1. 道について、ふたたび ──方法の逆接の解決
      2. 方法書簡 ──方法論の逆接の解決
      3. 「与えられた新の観念」
      4. 定義、十分な観念、虚構
     第七章 スピノザの方法
      1. 『エチカ』という書物
      2. 定義と公理
      3. 冒頭緒定理の証明手続き
      4. 冒頭緒定理の証明対象
      5. 神の存在証明
      6. 系譜学、観念の構築、状態の描写 ──『エチカ』と『デカルトの哲学原理』
     第三部の総括

    結論 スピノザの方法からスピノザの教育へ

    あとがき

    *****

  • 【目次】

    凡例

    序論 方法という問題

    第一部 ふたつの逆説
     第一章 方法の三つの形象?
      1. 道具 ──哲学におけるソフィズムの問題
      2. 標識 ──哲学における説得の問題
     第二章 方法の三つの形象?
      1. 道 ──方法の逆説
      2. 道 ──方法論の逆説
     第一部の総括

    第二部 逆説の起源
     第三章 スピノザのデカルト読解?
      1. 「スピノザの思想」、「デカルトの思想」
      2. コギト
      3. 循環
     第四章 スピノザのデカルト読解?
      1. 四つの操作
      2. 規則と順序
      3. 並べ替えの意味
      4. 観念と実存
     第五章 スピノザのデカルト読解?
      1. 分析と総合
      2. 第二のア・ポステリオリな証明
      3. 第一のア・ポステリオリな証明
      4. ア・プリオリな証明
     第二部の総括

    第三部 逆接の解決
     第六章 スピノザの観念的思想
      1. 道について、ふたたび ──方法の逆接の解決
      2. 方法書簡 ──方法論の逆接の解決
      3. 「与えられた新の観念」
      4. 定義、十分な観念、虚構
     第七章 スピノザの方法
      1. 『エチカ』という書物
      2. 定義と公理
      3. 冒頭緒定理の証明手続き
      4. 冒頭緒定理の証明対象
      5. 神の存在証明
      6. 系譜学、観念の構築、状態の描写 ──『エチカ』と『デカルトの哲学原理』
     第三部の総括

    結論 スピノザの方法からスピノザの教育へ

    あとがき

    *****

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1974年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。高崎経済大学を経て、現在東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専門は哲学・現代思想。著書に『スピノザの方法』(みすず書房)、『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社、増補新版:太田出版)、『ドゥルーズの哲学原理』(岩波現代全書)、『来るべき民主主義』(幻冬舎新書)、『近代政治哲学』(ちくま新書)、『民主主義を直感するために』(晶文社)、『中動態の世界』(医学書院)、『いつもそばには本があった。』(互盛央との共著、講談社選書メチエ)など。訳書に、ジャック・デリダ『マルクスと息子たち』(岩波書店)、ジル・ドゥルーズ『カントの批判哲学』(ちくま学芸文庫)などがある。『暇と退屈の倫理学』で第2回紀伊國屋じんぶん大賞、『中動態の世界』で第16回小林秀雄賞を受賞。

「2019年 『原子力時代における哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

國分功一郎の作品

スピノザの方法を本棚に登録しているひと

ツイートする