精神分析を語る

  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622077909

作品紹介・あらすじ

現日本精神分析学会会長(藤山)、前会長(松木)ら日本を代表する3人の精神分析家による精神分析談義。薬物療法と行動科学に基づいた心理療法が精神科治療の二大潮流となった今日の、医療として治療として、また文化としての精神分析の意義と立ち位置を探る。
 「自由連想」と「解釈」などをめぐる技法論のみならず、精神分析のトレーニング、臨床心理学と精神分析、料金の問題、設定(カウチの使用、分析の頻度)など、日本で精神分析臨床を実践するうえでの現実的課題を語る。
 また、精神分析・精神分析家との出会い、読んできた本・書いてきた本など、パーソナルなテーマも語っており、三者それぞれの精神分析観が浮き彫りになる。
 第3部の事例検討(細澤 事例提示、藤山・松木 コメント)では、精神分析治療の醍醐味を体験できる。

感想・レビュー・書評

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  • 内容以前に、
    細澤先生の口調が最初から最後まで不快だった。

    大御所たちの精神分析との出会いや学び、
    臨床感などについてのあれこれの語らいは面白い。

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著者プロフィール

1953年、福岡県生まれ。山口県で育つ。東京大学医学部卒業。

日本女子大学人間社会学部教授、上智大学総合人間科学部心理学科教授を経て、上智大学名誉教授。個人開業。国際精神分析学会正会員・認定精神分析家、日本精神分析協会正会
員・訓練分析家、日本精神分析協会運営委員、日本精神分析学会運営委員、小寺記念精神分析研究財団理事長。

著書に
『精神分析という営み―生きた空間をもとめて』
『集中講義・精神分析 上/下』
『続・精神分析という営み―本物の時間をもとめて』
『精神分析という語らい』〔以上、岩崎学術出版社〕
『落語の国の精神分析』〔みすず書房〕 などがある。

共著に『転移/逆転移』『共感と解釈』〔人文書院〕
『精神分析の本質と方法』『夢、夢見ること』『愛と死』〔創元社〕 などがある。

訳書に
『こころのマトリックス: 対象関係論との対話』オグデン〔岩崎学術出版社〕などがある。

「2021年 『精神分析の再発見』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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