青のパティニール 最初の風景画家

著者 :
  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622078449

作品紹介・あらすじ

歴史の闇から浮上した16世紀初頭ネーデルラントの画家パティニール。わずか十数点しか残らない作品の、風景にある驚くほど精緻な細部と青のグラデーションの美しさは見る者を魅了する。「風景」という概念はまず絵画に生まれ、そして言葉や文学表現に生まれた。パティニールの全作品をカラーで収録し、中世とルネサンスの合間に生きた画家の意図と活動を探る、絵画と文学の、言語と政治史のハイブリッドな研究エッセー。

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著者プロフィール

(いしかわ・よしこ)
1980年、京都大学文学部卒業。東京大学人文科学研究科博士課程を経て、1992年、パリ第VII大学で博士号取得。フランス文学専攻。明治学院大学名誉教授。著書『自伝の時間——ひとはなぜ自伝を書くのか』(中央公論社)『旅のエクリチュール』(白水社)『青のパティニール 最初の風景画家』(みすず書房)『ロラン・バルト』(中公新書)ほか。訳書  モディアノ『サーカスが通る』(集英社)、フェーヴル『ミシュレとルネサンス』(藤原書店)、ロラン・バルト著作集7『記号の国』、ロラン・バルト著作集10『新たな生のほうへ』、バルト『零度のエクリチュール 新版』『ロラン・バルトによるロラン・バルト』、マルティ他『ロラン・バルトの遺産』(共訳)、フリゾン=ロッシュ『結ばれたロープ』(以上みすず書房)ほか。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

「2023年 『ロラン・バルト 喪の日記 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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