科学の曲がり角 ニールス・ボーア研究所ロックフェラー財団 核物理学誕生

  • みすず書房 (2016年5月26日発売)
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本 ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784622079873

作品紹介・あらすじ

「1930年代にニールス・ボーア研究所では核物理学への転向が起こった。また同時期に国際的基礎科学への資金援助情勢にも変化が生じた(ロックフェラー社会貢献事業に見られる変化などはその代表である)。そして研究所の転向は、この変化に対するボーアの反応と行動によって起こった。これは一体どういうことを指しているのか、そして、それに関わって起こったことは何だろうか」。

世界の頭脳といわれる研究者が集まって純粋な研究機関としてはじまった研究所が、経済援助を受けるとどうなるのか。多くの分野に貢献事業を起こしたロックフェラー財団は、具体的に何をしてきたか。第二次大戦中から現在にいたる、科学が国家と経済界に組み込まれていく起源を、ニールス・ボーアおよび研究所とロックフェラー財団のやりとりに見据え、核物理学を中心に当時の現場をたどる。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

現在、コペンハーゲンのニールス・ボーア・アーカイヴの所長。ノルウェイのオスロ大学より物理学で博士の学位を取得後、米国、メリーランド州、ボルチモアのジョンズ・ホプキンズ大学より科学史で博士の学位を取得した。1984年より1989年までアメリカ物理学協会の物理学史センター(当時、ニューヨーク市にあった)の准研究員として研究に従事、その間に大勢のアメリカ人物理学者に対して科学政策に関連した聞き取りインタビューも行なった。1989年より上記のニールス・ボーア・アーカイヴの所長の職に就いているが、この間に『ニールス・ボーア全集』の編集主幹を務め、この全集は2007年に12巻をもって完結した。

「2016年 『科学の曲がり角』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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