小さな建築 [増補新版]

  • みすず書房 (2016年8月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784622080008

作品紹介・あらすじ

学校も、住宅も、オフィスビルも、四角い箱でなくてもいい。子どもたちにはやわらかい部屋を、おばあちゃんには土壁の住まいを。人々の暮らしに応じてつくられた空間はおのずと有機的な形をもち、私たちに親しく語りかける。
「象設計集団」の創設メンバーとして、小学校、中学校、保育園、老人ホーム、住宅、公民館、庁舎、美術館、温泉施設、遊歩道、公園など、地域に根ざした多様な空間を生み出しつづける著者が、共同性の思想とみずからの建築設計のプロセスをはじめて語る。人も、風も、光も、木も、鳥も、ともに呼び込む、よろこびあふれる建築論。

感想・レビュー・書評

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  • 実際に空間を体験して、五感で感じる大切さを再認識した。また、感じたことを言語化することは難しいと思っていたが、オノマトペで表現するという選択肢が生まれた。そして、感じたことを空間に落とし込むための条件設定も書かれていて興味深かった。

  • 小鳥のように軽やかに話しているから、一瞬否定の意をあらわしていることに気づかない。後々になってその言葉の意味を飲み込む様に理解する。

    そんな、チリチリするような建築家の小言が今まで苦手だった。窓のない高層マンションはだめだとか、安全だけを求める校舎はほんとうに子供のためなのかとか…。
    (その主張には激しく賛同するのだけれど)

    だけど、まるまる一章を使って語られる著者の生い立ちから仕事観が挟まることで、その小言が心地よい響きに変わった。

  • 自伝の部分はさておき、前半の設計思想は共感しました。効率主義から転向したい気持ちが沸いてきました

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著者プロフィール

1938年、東京都に生まれる。1961年、東京大学工学部建築学科卒業、同大学院丹下健三研究室にて修士課程修了。1963-71年、吉阪隆正が主宰するU研究室に所属。1971年、樋口裕康、大竹康市らと象設計集団を設立。主な作品に、ドーモ・セラカント(1974)、ドーモ・アラベスカ(1974)、ドーモ・キニャーナ(1992)などの住宅、名護市庁舎(1981)、今帰仁村中央公民館(1975)、進修館(1980)、笠原小学校(1982)、矢野南小学校(1998)、由布院美術館(1991)、石川県九谷焼美術館(2001)、津山洋学資料館(2009)などの公共建築、用賀プロムナード(1986)、台湾冬山河親水公園(1994)などのランドスケープデザインなどがある。著書に、『小さな建築』(みすず書房、2007、増補新版2016)、象設計集団『空間に恋して――象設計集団のいろはカルタ』(共著、工作舎、2004)。訳書に、ケヴィン・リンチ『都市のイメージ』(丹下健三との共訳、岩波書店、1968、新装版2007)がある。

「2016年 『小さな建築 [増補新版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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