〈効果的な利他主義〉宣言! ――慈善活動への科学的アプローチ

制作 : 千葉 敏生 
  • みすず書房
4.25
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 51
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622087427

作品紹介・あらすじ

「効果的な利他主義は、自己満足や売名のためではなく、本当の意味で人々の役に立つための活動であり、21世紀最高の発明のひとつといえよう。この刺激的な新しいムーブメントについて学びたいなら、本書を読むしかない」スティーブン・ピンカー(ハーバード大学教授)

最終的に人々の生活向上に結びつかない活動にお金をムダ遣いしないためには、どうすればいいのか?
①何人がどれくらいの利益を得るか?
②これはあなたにできるもっとも効果的な活動か?
③この分野は見過ごされているか?
④この行動を取らなければどうなるか?
⑤成功の確率は? 成功した場合の見返りは?
この5つの重要な疑問について考えるだけで、何かよいことをしようとするときに陥りがちな落とし穴を避けられる。(本文より)

「効果的な利他主義のもっとも面白い部分は、私が本書で提供している提言そのものではなくて、「どうすればできるかぎりのよいことができるか?」という疑問を探るための方法論だ。…よいことを完璧に行なうことはムリでも、もっと効果的に行なおうと努力することなら、いつだってできるのだ」(あとがき)。

 世界をよりよい場所にする無数の方法のうち、最善なのはどれか? どの問題に今すぐ取り組み、どの問題を次の機会に先送りするべきなのか? ひとつの行動を別の行動よりも優先するのは、心理的にも現実的にも難しいが、不可能ではない。エヴィデンス・ベースの寄付、慈善活動をすすめる新たな潮流を紹介。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 世界に変化を起こしたい気持ちをより効率的に反映するには?チョコレートなどのフェアトレードはあまり意味が薄い、「寄付するために稼ぐ」という選択肢の存在など、直感に反する内容が多くとても興味深く読んだ。慈善事業に対してそろばんをはじくのは何となく心理的な抵抗があるものだが、個人の限られた力で良いことをしたいと思うなら検討する価値があるのかもしれない。面白く意義深い本なので装丁の素っ気なさが少し残念だが、色んな人に読んでほしい本。

  • 東2法経図・6F開架 151A/Ma13k//K

  • 「どうすればできるかぎりのよいことができるか?」という疑問に答える一冊です。
    エビデンスベースで効果的な寄付活動や慈善活動を行うために、なにをしたらいいかというアプローチです。

    人によっては価値観の違いによって受け入れづらい部分もあるかと思いますが、寄付とか慈善活動に興味がある人はこの本を読んでから行動することをおすすめする一冊です。

  • どうすればできるかぎりのよいことができるか?という疑問に対して,この本でいう「効果的な利他主義」にしたがって,どんな慈善団体に寄付すべきか,どんなキャリアを選択すべきか,どんな問題に取り組むべきかを検討していきます.

    どんな慈善団体に寄付すべきかというところは,確かにそのときの感情に流されず,その団体の活動がどんなもので,どんな成果があるのかをよく確かめてからにしましょう,という話はよくわかります.

    それでも全体を通してなんとなくしっくり来ないところがあるのは,寄付するという行為に馴染みがないためでしょうか.あるいは,本の中には書かれていない暗黙の前提のようなものが理解できていないのかなーと感じました.

    単に自分が利己的なだけなのかもしれませんが.

  • 『〈効果的な利他主義〉宣言!――慈善活動への科学的アプローチ』
    原題:DOING GOOD BETTER: How Effective Altruism Can Help You Help Others, Do Work that Matters, and Make Smarter Choices about Giving Back
    著者:William MacAskill
    訳者:千葉敏生 

    【版元】
    四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/280頁
    定価 3,240円(本体3,000円)
    ISBN 978-4-622-08742-7 C0036
    2018年11月1日発行

    「効果的な利他主義は、自己満足や売名のためではなく、本当の意味で人々の役に立つための活動であり、21世紀最高の発明のひとつといえよう。この刺激的な新しいムーブメントについて学びたいなら、本書を読むしかない」
      スティーブン・ピンカー

     「効果的な利他主義のもっとも面白い部分は、私が本書で提供している提言そのものではなくて、「どうすればできるかぎりのよいことができるか?」という疑問を探るための方法論だ。…よいことを完璧に行なうことはムリでも、もっと効果的に行なおうと努力することなら、いつだってできるのだ」(あとがき)。

    世界をよりよい場所にする無数の方法のうち、最善なのはどれか? どの問題に今すぐ取り組み、どの問題を次の機会に先送りするべきなのか? ひとつの行動を別の行動よりも優先するのは、心理的にも現実的にも難しいが、不可能ではない。エヴィデンス・ベースの寄付、慈善活動をすすめる新たな潮流を紹介。
    https://www.msz.co.jp/book/detail/08742.html

    【目次】
    はじめに 寄生虫とウォーターポンプ――どうすればよいことを最大限に行なえるのか?

    第1章 私もあなたも、恵まれた1パーセント――あなたに何ができるのか?

    パート I 効果的な利他主義にとって重要な5つの疑問
    第2章 難しいトレードオフ――疑問1 何人がどれくらいの利益を得るか?
    第3章 何百人もの命を救う方法――疑問2 これはあなたにできるもっとも効果的な活動か?
    第4章 災害支援に寄付してはならない理由――疑問3 この分野は見過ごされているか?
    第5章 人類史上最高の英雄は無名のウクライナ人男性――疑問4 この行動を取らなければどうなるか?
    第6章 投票が数千ドルの寄付に匹敵する理由――疑問5 成功の確率は? 成功した場合の見返りは?

    パート II 効果的な利他主義を実践する
    第7章 間接費やCEOの報酬額にまつわる誤解――社会に最大の影響を及ぼす慈善団体はどれか?
    第8章 搾取工場の商品を避けるべきでない道義的理由――消費者として社会に最大の影響を及ぼすには?
    第9章 「情熱に従え」の落とし穴――世の中に最大限の影響を及ぼせるキャリアは何か?
    第10章 貧困か、気候変動か、それとも……――もっとも重要な活動分野は?

    結論 今日から、効果的な利他主義者になろう――あなたが今すぐすべきこととは何か?

    あとがき
    付録 効果的な利他主義の考え方――効果的な利他主義にとって重要な5つの疑問
    謝辞
    索引
    原注

全5件中 1 - 5件を表示

〈効果的な利他主義〉宣言! ――慈善活動への科学的アプローチのその他の作品

ウィリアム・マッカスキルの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
リチャード・ドー...
シーナ・アイエン...
トーマス・セドラ...
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする