死と愛 新版 ロゴセラピー入門

  • みすず書房 (2019年4月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784622087946

作品紹介・あらすじ

フロイトの精神分析やアドラーの個人心理学による心理療法は、苦悩しながら人生の意味を求めようとする患者に対応できるのか、そのためには「精神的なものからの心理療法」が必要ではないか。若い頃からフランクルはこのように考え、「ロゴセラピー」と名づけた独自の療法を生み出そうとしていた。この構想は、強制収容所体験をへて鍛えられ、解放後の1946年に刊行された本書『死と愛』となって結実する。そして、本書で描かれた「強制収容所の心理」の部分をもとに一気に口述筆記されたのが、『夜と霧』である。
『夜と霧』と並ぶフランクルの主著を、新版で刊行。人生の意味、苦悩の意味、労働の意味、愛の意味などについて語りながら、人間がもちうる態度価値の重要性を訴え、医師として、宗教者にも似た、人の魂への働きかけの大切さと方法を説いた本書は、著者の仕事の出発点であり、終着点でもあった。
日本では『夜と霧』の翌年1957年に霜山徳爾訳で刊行され、以来長年読まれてきたが、今回、従来の版を新たに組み直し、用語や表記に手を加えて、読みやすくした。

感想・レビュー・書評

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  • ロゴセラピーについて概説(だったような)
    ロゴセラピーについて浅く知ることができたが、あまり、発見を感じなかった(と思う)

  • 多岐にわたる濃ゆい本

    子供のいない女の生涯が子孫を残すことができないという見地から見て実際無意味であるとするなら、それは人間は子供のためにのみ生き、その実存はもっぱら次世代のうちに存ずるということであるが、それでは問題を先延ばししたにすぎない。

    生命が子孫を残すことはすでに生命がそれ自身ある有意味なものを示している時に初めて意味を持つ。女が子を持たないことで生命の意味を取り去るのではなく、母になった女性の生命から意味を取り去ることになる。したがって子孫のいないことは1人の重要な人間の実存を無意味にはなし得ない。

    普通,人間の現在の全ては未来によって形成され、磁石が北を向くのと同じように未来に向けられているもの。未来における目的点にしっかりとした精神的拠り所を与え,生きなければならないということを未来の観点から意識させる時にのみ可能。
    自殺を決意した人は「もはや人生から何も期待できない」という感情に支配されていた。

    退屈は絶えざる警告の一つ。退屈は活動しないことから生み出される。行動は我々が退屈から逃れるためにするのではなく、我々が活動しないことから逃れ人生の今を正しく認めるようにある。

    人生の戦いは緊張に満ちている。なぜなら人生の意味は使命を果たす要求に満ちているから。

  • 「態度価値」=変えられない運命の下にあるときに自分がいかなる態度をとるかを決めること。

  • 私には難しすぎた。1%もわかってないかも。「そうか。なるほど。わかるー」みたいなところもあって、調子よく読んでたら、また全く何が書かれているのかわからなくなって、でもまた、「なるほど。だよね。」みたいになって、でもまたわからなくなっての繰り返しだった。
    すごく大切なことが書かれているということはわかり、それが今の私にとっても支えや救いになることはわかった。
    読み終わった後、とにかく生きてさえいればいいんだと思った。合ってる⁉︎
    読み直す意味で、今度は最終形態?の「人間とは何か」を読んでみよう。無謀な気がするが。

  • 2025年3月27日、【経緯】メルカリでキーワード「低位株」で出てきた「急騰低位株で1億儲ける!株式トレード本 売買のスキルとパターンを伝授」を出品してる人が他に出してた本「ゲイリー・スミスの短期売買入門 ──ホームトレーダーとして成功する秘訣」のAmazonレビューで 6sigma6 さんという方のレビュー 一覧から拾った本。

  • 結局不貞の心の機微の解説本みたいなのしか読み取れない自分の考える力の無さを再確認した…

  • 「人生の意味」の章のみ読了
    フランクルは、変えられない運命に対して自分がいかなる態度をとるかを決めることで意味を見出しうる、として“態度価値”を重んじた。たとえば、“苦悩の中における勇気、没落や失敗においてもなお示す品位”など。ぜひとも覚えておきたい視点だと思った。

  • 人生の意味、死の意味の部分だけ読んだ。

    人生にはその状況に応じた状況価値がある。
    死という有限性・唯一性があるからこそ人生には意味がある。
    人生には創造価値・体験価値があるが、それらが達成できないときでも態度価値は残る。

    https://note.com/free_will/n/n438bfc8f4181

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著者プロフィール

1919-2009。東京に生れる。1942年、東京大学文学部心理学科卒業。宗教哲学・心理学専攻。上智大学名誉教授。著書 『人間の限界』(岩波新書、1975)、『人間へのまなざし』(中公叢書、1977)、『霜山徳爾著作集』(全7巻、学樹書院、1999-2001)、『素足の心理療法』(みすず書房、1989、《始まりの本》、2012)。訳書 フランクル『夜と霧』(1956)、『死と愛』(1957)、『神経症』II(共訳、1961)、メダルト・ボス『東洋の英知と西欧の心理療法』(共訳、1972、以上みすず書房)。

「2019年 『死と愛 新版 ロゴセラピー入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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