シリア獄中獄外

  • みすず書房
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本棚登録 : 18
感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622089117

作品紹介・あらすじ

「監獄経験を記すことは独裁政権によって引き裂かれることへの抵抗です。戦う相手は独裁であり、政治囚であり、また収監を強いる政治です。となれば監獄の物語や経験談をイデオロギーや神話から脱却させる必要があります。監獄が個性を消し去るのであれば、監獄について書くことは、その野蛮な腹を切り裂いて個々人の物語をひとつひとつ救い出すことです」。2011年の「アラブの春」以後の発言から世界的に注目されるシリア人作家が16年におよぶみずからの監獄経験、出獄後の元政治囚の生活、獄外の情勢をめぐって綴った政治的省察。

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/741667

  • 政権への反対の声をあげ、シリアの刑務所に入れられてた人の手記
    1980年代からの話なので、2010年に聞いたサイドナヤ刑務所での実態よりも(生活環境や拷問、虐殺)ややソフトな印象。
    現在の方がより厳しい環境と思われる。
    それでも、人として扱われない状況であったり、死が身近な状況は伝わる。

    反政権運動、政府を批判するような言動をしたシリア人がどのような環境に置かれるのか理解するには良い本。
    暫くしたら再読したい。

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著者プロフィール

シリア人作家。1961年、ラッカ生まれ。1980年、アレッポ大学医学部在学中、反体制派民主化組織に所属していたため当局に拘束され、1996年まで収監される。2000年代に「ハヤート」ほか汎アラブ紙上でシリアやアラブの政治・社会・文化に関する論考を発表、2011年以降はシリア革命に参加した代表的知識人(他に作家のサマル・ヤズベクなど)として世界的に注目され、「ガーディアン」「ル・モンド」「ニューヨーク・タイムズ」などに論説が翻訳掲載されている。ジャーナリストとしての業績により2012年プリンス・クラウス賞(オランダ)、2017年クルト・トゥホルスキー賞(スウェーデン)受賞。革命以後に国内潜伏生活を続けるも2013年、トルコに脱出。2017年以降、ベルリン高等研究所研究員としてドイツに滞在。

「2020年 『シリア獄中獄外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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