ゲーデルの悪霊たち――論理学と狂気

  • みすず書房
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本棚登録 : 16
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622089162

作品紹介・あらすじ

「不完全性定理」を発表し、アリストテレス以来最も偉大な論理学者といわれるクルト・ゲーデル(1906-78)とは、いったい何者か。ゲーデル文書(プリンストン大学図書館に遺贈された大量の草稿類)に長年取り組んできた著者が、草稿、書簡類、メモや断片その他を既刊の著作や伝記的事実と関連・照合させながらゲーデルの生涯と作品と思想を追い、20世紀という時代と思想を生きた天才の真実に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • ゲーデルの不完全性定理を敷衍した哲学的言明を、「定理をよく理解せずに都合よく使っている」と批判している文章をチラホラみかけるが、その定理を最もよく理解していたであろう当のゲーデルがこれほどまでに形而上学で語られる領域に足を踏み入れていたというのは皮肉な話だなぁと感じた。
    ゲーデルの思考世界は狂気そのものだが、学問の敷衍がただただ叩かれる現代においてはこのような狂気は生まれ得ないのかもしれない。

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