バウムテスト研究【新装版】

  • みすず書房
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 3
レビュー : 0
  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622089599

作品紹介・あらすじ

被検者の描いた木からその深層意識や内面を理解する、バウムテスト。特別な器具を必要としないため、わが国の心理臨床の現場においても頻繁に用いられる心理テストである。
本書は、フランスでバウムテストの臨床と研究に従事してきた著者が遺した生涯唯一の本である。性格特性ごとに木の画に表れやすい特徴を178項目の「描画サイン」として抽出し、さらにそれぞれのサインの出現頻度を年齢ごと、性別ごとに導き出している。また、家族や兄弟との関係、食事や芸術への興味など、被検者の来歴と描画サインとの関連まで統計的処理をおこない、きわめて立体的かつ実用的な描画サインの確立へと至ったのである。
本邦では、長らくスイスの心理学者カール・コッホによるバウムテストが重用されてきた。しかし、ときとしてコッホの手法は描画の直観的で象徴的な解釈や、サインの多義性が指摘される。コッホの『バウムテスト』のフランスへの紹介者であるストラもまた、本書によって象徴的解釈からの脱却を試みたとも言えるだろう。
豊饒なフランス児童心理学の知見、圧倒的回数の統計的処理により導かれるサイン。本書は、わが国においてもバウムテストの研究史に刻み込まれるべき良書である。

著者プロフィール

1912-1990。パリ大学、職業訓練研究所を修了後、国立科学研究センター(CNRS)にて心理学と精神分析の研究に従事。その後、小児医療心理センターであるクロード・ベルナール研究所の研究員となり、その生涯を心理検査の実践と研究に捧げた。著書Le test du dessin d’arbre (Delarge 1975, 『バウムテスト研究』阿部惠一郎訳、みすず書房 2011)。編著書にLe test de l’arbre (PUF 1978) がある。

「2020年 『バウムテスト研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ルネ・ストラの作品

バウムテスト研究【新装版】を本棚に登録しているひと

新しい本棚登録 1
新しい本棚登録 0
新しい本棚登録 0
新しい本棚登録 0
ツイートする
×