- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622089698
作品紹介・あらすじ
「なぜセンが政治の現実の追求にそれほど熱心ではないのかに関する重要なヒントは、ケイパビリティと機能という言語そのものによって作り出された難読化にあるのかもしれない」
いまや「正義」について語る際には避けて通ることのできない経済学者・哲学者となったアマルティア・セン。彼はその広大な思想で何を壊し、何を作り上げようとしてきたのだろうか? 本書は「選択」「ケイパビリティ」「自由」「正義」「デモクラシー」の5つのテーマに沿ってそのエッセンスを抽出するものである。
センの想定する〈自由で独立したマスメディア〉とはどのように実現できるのか? 〈実効的な力としての自由〉とはどのような政治体で可能なのか? 著者はこれまで経済学や現代正義論の文脈で語られてきたセンの思想を、政治理論の文脈で捉えなおし、政治的リアリズムの視点から批判的考察を交えて解説する。
今後も学問領域を超越し、さまざまな角度から言及されるであろうアマルティア・センの思想を俯瞰できる、気鋭の政治学者による最良の入門書。
感想・レビュー・書評
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潜在的な可能性ってどこにあるのか。どうやって測るのか。
健康寿命とかQALYとか医学的な領域ならまだ定量的に見られる気がするけど、QOLなんかはもう怪しいしケイパビリティに至ってはもう意味が分からない。
そのあたりもう少し知りたかったけど、(知識不足で)理解できなかった。残念。
同じ行為でも、強制的な決定なのか、自分で決められるのかで全く違う評価になる。なので、個々人が選択できる社会、選択肢があることを理解できている社会、選択を妨げない枠組みを作らにゃならん、てことで良い?
素人には難しすぎた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
331.1||Ha
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東2法経図・6F開架:331.1A/H26a//K