翻訳理論の探求 【新装版】

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622089711

作品紹介・あらすじ

翻訳の根本問題を多面的に考察した力作。言語学、哲学、社会学、カルチュラルスタディーズ、比較文学の最新成果をふまえた洞察が、翻訳の研究に、実践に、多くの手がかりを与えるだろう。

本書は西洋の翻訳理論を土台とし、言語学的アプローチに基づく古典的な翻訳理論から、文化翻訳を含む最近のモデルまで、翻訳理論の展開を考察する。
焦点になるのは、等価、機能主義、記述的翻訳研究、翻訳の不確定性、ローカリゼーション、文化翻訳といった中核的パラダイム、およびその関連理論である。ポストモダン・カルチュラルスタディーズや社会学のモデルとして翻訳を扱うアプローチにも触れ、従来の翻訳の概念を超えた取り組みが紹介される。
 
各理論の系譜・繋がり、パラダイム間の相違点、また各パラダイムに対する批判や擁護が明確に提示されている。さらに各章末の「課題の提案」が、翻訳事象に対する読者自身の問題意識を喚起するだろう。
ジェレミー・マンデイ『翻訳学入門』が、翻訳学の全体像が分かり、研究の糸口の指針となる優れた入門書であるのに対し、この本は「翻訳とは何か」という根源的な議論への起爆剤となる書物である。

著者アンソニー・ピムは、比較文学を学んだ後、社会学、哲学、言語学、翻訳学を修めた。現在、翻訳通訳・異文化間研究の分野で研究と実践指導にあたっている。世界中で講演や講義を行いながら研究者育成に精力的に取り組んでおり、そのカリスマ性に惹かれた多くの新進翻訳研究者が師事を仰ぐ存在である。
英語、フランス語で発表してきた著書、編書、論文は200を超え、翻訳理論・研究の分野で最も引用される学者の一人だ。最新の翻訳事象に注意を向け、翻訳の根源的テーマに対し鋭い問題提起をし、困難な課題に真っ向から挑戦し続けている。本書は、そうした著者の、翻訳学への情熱と健全な批判精神がみなぎる一書である。

著者プロフィール

オーストラリア、パース出身。オーストラリアで比較文学を学んだ後、フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)より社会学で博士号取得。米国、ドイツでも哲学、社会学、言語学、翻訳学を研究。現在、スペインのロビラ・イ・ビルジリ大学教授、翻訳通訳・異文化間研究博士課程プログラムの責任者。モントレー国際大学大学院客員教授。翻訳学における根源的テーマで鋭い問題提起をし続けると共に、社会学的アプローチや翻訳とテクノロジーの関係など、新分野での研究をリードしてきた。翻訳学の最先端を走り、翻訳研究の国際的ネットワーク作りや若手育成にも精力的に取り組む。カリスマ性と面倒見のよさで、若い研究者にとってはスター的存在。これまで、英語、フランス語で著書、編集書、論文を200以上発表。翻訳研究分野で最も引用される研究者の一人。

「2020年 『翻訳理論の探求【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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