科学で大切なことは本と映画で学んだ

著者 :
  • みすず書房
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本棚登録 : 96
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622089780

作品紹介・あらすじ

本から映画、映画から本へ縦横自在に往き来して科学を語るサイエンスライティング。ヴォネガットからダーウィン、寺田寅彦にS・J・グールド、憧れのS・コネリー、「時をかける少女」にアナ雪、およそ170作が次々と。科学の楽しさおもしろさ、いかにも人間味ある科学と科学者を書くことにかけて随一の著者の手になる出色のエッセイ。挿絵山本美希。

感想・レビュー・書評

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  • やはり傾向としては ミステリ小説から

    SF・理系ノンフィクションの本が多いので

    私の好みとはちょっと違ってて

    ハヤカワSFぐらいしか 読書傾向が

    かぶってないのが残念



    その代わりに映画は

    古い物が多いですが 有名どころが

    紹介されて 懐かしい



    堅苦しくなく 雑談のように

    さら~っと読み流す感じ

    長い事SFから離れていたので

    筒井先生の 時かけ を

    本映画共々読み直し見直ししたくなりました

  • ベテラン・サイエンスライターにして東北大学特任教授でもある著者が、本や映画の話にからめつつ、科学のさまざまなテーマを綴るサイエンスエッセイ。
    つまり、シネ(映画)エッセイでもあり、読書エッセイでもあるのだ。

    取り上げられる映画はSFとは限らないし、本も科学本とは限らない。あたかも脳内で連想が自在に広がっていくように、幅広い分野の映画や本に言及されるのだ。

    たとえば、全11編のうちの1編「新しいヒーロー像」は、007のジェームズ・ボンドが鳥類学者の名前に由来するという話から始まる。
    で、鳥類学者のほうのジェームズ・ボンドが書いた名著が紹介されるとともに、映画に出てくる動物学者といえば……という連想から『愛は霧のかなたに』の話になる。
    そこからどんどん話が広がって、映画『ミス・ポター』のヒロインであるビアトリクス・ポターに言及したり、いろいろあって、最後はインドの理系映画『きっと、うまくいく』に着地する。

    ……そんな具合に、科学と映画と本の話が、縦横無尽にくり広げられる。
    分野の異なるものに共通項を見いだして結ぶことで、1+1が10にも20にもなる知的シナジーが生じる。

    また、映画ガイド/ブックガイドとして読むこともできる。
    じっさい、私も本書を読んで、観たい映画・読みたい本がたくさん見つかった。

    著者の語り口は柔らかく、上品なユーモアもあって、内容は高尚なのに楽しく読める。

    それに、『崖の上のポニョ』や『アナ雪』まで登場するなど、ごく身近な人気作品にも多数言及されるので、科学について考えるハードルの低い入り口になり得る。

    読んでいて思い出したのは、早逝した評論家・瀬戸川猛資の名著『夢想の研究――活字と映像の想像力』である。
    同書は、ミステリーをはじめとしたさまざまな本と映画を〝一緒に論じる〟ことによって、思いも寄らぬスパークを生み出す連作エッセイであった。

    著者が『夢想の研究』を意識したかどうかはわからないが、同種の面白さと知的興奮が本書にはある。

  • 【内容紹介】本から映画、映画から本へ縦横自在に往き来して科学を語るサイエンスライティング。ヴォネガットからダーウィン、寺田寅彦にS・J・グールド、憧れのS・コネリー、「時をかける少女」にアナ雪、およそ170作が次々と。科学の楽しさおもしろさ、いかにも人間味ある科学と科学者を書くことにかけて随一の著者の手になる出色のエッセイ。挿絵山本美希。

    大阪府立大学図書館OPACへ↓
    https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000950230

  • 本から映画、映画から本へ縦横自在に往き来して科学を語るサイエンスライティング。ヴォネガットからダーウィン、寺田寅彦にS・J・グールド、憧れのS・コネリー、「時をかける少女」にアナ雪、およそ170作が次々と。科学の楽しさおもしろさ、いかにも人間味ある科学と科学者を書くことにかけて随一の著者の手になる出色のエッセイ。挿絵山本美希。(出版社HPより)

    ★☆工学分館の所蔵はこちら→
    https://opac.library.tohoku.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=TT22170348

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著者プロフィール

渡辺政隆
サイエンスライター、同志社大学特別客員教授、東北大学特任教授。1955年生まれ、東京大学農学系大学院修了。専門は進化生物学、科学史、サイエンスコミュニケーション。著書、『ガラガラヘビの体温計』(河出書房新社)、『DNAの謎に挑む』(朝日選書)、『シーラカンスの打ちあけ話』(廣済堂出版)、『一粒の柿の種』(岩波現代文庫)、『ダーウィンの遺産』(岩波現代全書)、『ダーウィンの夢』(光文社新書)、『科学で大切なことは本と映画で学んだ』(みすず書房)、『科学の歳事記』(教育評論社)、『最後に残るのは本』(共著、工作舎)ほか、訳書、S・J・グールド『個体発生と系統発生』(共訳)、『時間の矢・時間の環』、A・デズモンド+J・ムーア『ダーウィン』(以上工作舎)、S・J・グールド『ワンダフル・ライフ』、『ぼくは上陸している』(早川書房)、C・ダーウィン『種の起源』、『ミミズによる腐植土の形成』(光文社古典新訳文庫)、E・タウンゼンド『ダーウィンが愛した犬たち』(勁草書房)、R・フォーティ『生命40億年全史』(草思社文庫)ほか。

「2021年 『進化理論の構造』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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