否定された施設 精神科病棟開放化レポート

  • みすず書房 (2022年3月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784622090724

作品紹介・あらすじ

18世紀末、フランスの精神科医フィリップ・ピネルが精神障害者を拘束する鎖を解いたことが、近代精神医学のはじまりとされている。しかし、本書で語られる20世紀のイタリアの精神科病棟には鉄格子付きの窓があり、患者たちは朝から晩までベッドに縛りつけられ、たとえ中庭に出ることがあっても、今度は木に縛りつけられた。
1960年代、イタリア精神保健改革の父フランコ・バザーリアと仲間たちは、ゴリツィア精神病院の閉鎖病棟を次々と開放していった。本書で報告されるのは、ゴリツィア最後の2つの閉鎖病棟の開放化が進められた時期である。
〈私たちは、状況が危機にあることを肯定する時期に到達している。実践的・科学的意味のすべてで収容所の現実は乗り越えられたが、それが継続的歩みに成りうるかどうかはまだわからない〉
病棟を開放するとはどういうことか、そのとき一体何が起こるのか――患者をはじめ、医師、看護師ほか、病棟に携わるすべての者たちの証言により明らかになる、閉鎖病棟開放のドキュメント。

感想・レビュー・書評

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  • 5月新着
    東京大学医学図書館の所蔵情報
    https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003603541

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著者プロフィール

1924-1980。ヴェネツィアに生まれる。1948年、パドヴァ大学卒業。ゴリツィア県立精神病院、パルマ県立コロルノ精神病院、トリエステ県立精神病院の院長を歴任した。公立精神病院の廃止を定めた1978年のイタリア精神保健法改正(「バザーリア法」とも呼ばれる)の立役者となった、20世紀におけるイタリア精神医学を代表する人物である。編著書にL’istituzione negata (Einaudi 1968/Baldini e Castoldi 1998), Morire di classe (Einaudi 1969), La maggioranza deviante (Einaudi 1971), Crimini di pace (Einaudi 1975) などがある。彼の死後、全集Basaglia Scritti I・II (Einaudi 1981-82), 講演集Conferenze brasiliane (Raffaello Cortina Editore 2000)などが、フランカ・オンガロ・バザーリアなどの編集・監修によって刊行されている。

「2022年 『否定された施設』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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