民主主義のルールと精神 それはいかにして生き返るのか

  • みすず書房 (2022年8月18日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784622090991

作品紹介・あらすじ

民主主義は終わった、機能不全に陥った民主主義には欠陥があると言われて久しい。しかし世界の専制主義的リーダーやポピュリストを見れば、みな民主主義者を標榜している。その上で民主主義を骨抜きにしようとしているのだ。人びとが民主主義に見切りをつけ、これを手放したがっているのではない。これまでの民主主義論に「本当にそうか?」といくつもの疑問を呈し、実際的な解決への道を提案する。

感想・レビュー・書評

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  • 民主主義は、終わりなき実験の繰り返しだ ヤン=ヴェルナー・ミュラーが見る世界:朝日新聞GLOBE+(2018.11.7)
    https://globe.asahi.com/article/11928243

    民主主義のルールと精神 | みすず書房
    https://www.msz.co.jp/book/detail/09099/

  • 民主主義について、人民(国民)、政党、メディアといった構成要素やその理念に沿った健全さを保つために必要なルールについて語っている。あくまで欧米風の民主主義について語っているため、中東など文化的に相容れない可能性のある環境について触れられてはいない。とはいえ、昨今、民主主義国家において権威主義がそれを打ち砕こうとする中、曲がりなりにも民主主義国家に住む者として学ぶに値する内容だと思う。もとから権威主義的な国家より、民主主義の中からそれを侵食しようとする権威主義のほうがより危険であろう。

  • ふむ

  • 東2法経図・6F開架:311.7A/Mu29m//K

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著者プロフィール

津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。出版社勤務を経て、翻訳業に従事。訳書にブルース・カミングス『朝鮮戦争の起源 2・上/下』(共訳、明石書店、2012年)、スチュアート・D・ゴールドマン『ノモンハン1939』(みすず書房、2013年)。

「2014年 『朝鮮戦争論 忘れられたジェノサイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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