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Amazon.co.jp ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784622095538
作品紹介・あらすじ
2020年1月、オックスフォード大学の片隅でこのワクチンの開発を始めた時、サラとキャサリンはただ、自分たちの技術でいかに速くワクチンを開発できるかを示そうと考えていた。しかし感染者の急増に直面すると、予算の目処が立たないまま、自身のキャリアを危うくしかねないことを承知の上で、治験と量産の方法を模索し始める。
そして、一般的な冷蔵設備で輸送・保管でき、途上国も含めて世界中で接種可能なワクチンが誕生した。量産を請け負ったアストラゼネカ社は、パンデミック中は非営利でワクチンを供給することに合意し、このワクチンは治験開始からの1年間に172の国々に届けられた。
「アストラゼネカ社のワクチンは、ほぼ間違いなく、他のどのワクチンよりも多くの命を救っている」(エコノミスト誌、2021年12月16日)
「多様な企業が多様な国で多様な技術を用いて多様なワクチンを製造することが、2021年にワクチンを必要とするすべての人にワクチンを届ける最善の道だった」(本文より)
では、必ず来る次の感染症にはどう備えるべきなのか。必読の書。
感想・レビュー・書評
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医薬品の製造がどのような手法や手続きで行われているかが丁寧に解説されており、医薬品産業で働く人たちの力を与えてくれる良書だと思います。
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アストラゼネカワクチンの開発に第一線で携わった著者らによる、その詳細な過程の報告。
部外者には想像するのも困難なほど多岐にわたっているワクチン開発工程一つ一つの具体像について、細部まで解説を付しつつも、一連の物語としての読みが成立するように綴られている。
技術的なトピックのみならず、コロナ禍において顕現した様々な社会的問題がいかなる形でワクチン開発の過程に影を落としたかが当事者の観点から率直に述べられ、危機の全てを教訓として未来の危機に備える必要性を広く人類社会に対して呼びかけるなど、その記述は単なる「記録」には到底とどまっていない。
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