隠れ家と広場 移民都市アムステルダムのユダヤ人

  • みすず書房 (2023年6月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784622095583

作品紹介・あらすじ

アンネ・フランクとスピノザは、ともに迫害されて故国を離れ、アムステルダムにたどり着いた移民二世だった。世界から人々を引きつけるこのグローバル都市は、すでに400年にわたって移民や難民を受け入れてきた「寛容」な街だ。とくにユダヤ人の受容では、西欧でも有数の規模を誇る。そして街の随所にある広場は、市民の日常生活の場であると同時に、移り住んだばかりの新参者にとっても、都市社会になじみ、人と繋がる重要な空間だった。アンネも引っ越してから8年間、思いっきり広場で友だちと遊んでいた。
しかし1940年、ナチ・ドイツが侵攻してユダヤ人迫害がはじまると、アンネ一家のように隠れ家に潜んだ人たちもいたが、最終的にはオランダから10万人を超えるユダヤ人がアウシュヴィッツなど強制収容所に送られ、その多くが死亡した。
他方アムステルダムでは、保育士、大学生、法律家などさまざまな人々が、命がけでユダヤ人を支援するレジスタンス活動に加わった。現在、世界のあちこちで戦火は絶えず、難民が増えつづけている。日本にとっても、この街の経験は示唆的だろう。
なお、アンネとオードリー・ヘプバーンは同い年。このふたりの人生は、意外なかたちで交差する。戦争に翻弄されるなかで、いくつもの物語が生まれた。

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    隠れ家と広場 | みすず書房
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  • 出版社(みすず書房)のページ
    https://www.msz.co.jp/book/detail/09558/
    紹介、目次、著訳者略歴、編集者からひと言「「カルマイヤーのリスト」――レジスタンス活動から生まれた物語」、書評情報(リンク)

  • オランダのユダヤ人迫害の犠牲者は10万4千人。ユダヤ住民の7割強がホロコーストの犠牲に。

  • ワーテルロー広場を取り巻くユダヤ人街は、ほとんどのユダヤ人住民が早い時期に移送され、移送がほぼ完了した1943年以降、ひと気が絶え、荒れるにまかされていた。そこでアムステルダムの非ユダヤ人市民は燃料になる木材を求め、ユダヤ人の住んでいた住宅に次々と入り込み、ドア、床板、戸棚、階段などありとあらゆるものを切り出し、持ち去った。P149

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著者プロフィール

千葉大学大学院社会科学研究院教授(千葉大学災害治療学研究所兼務)

「2022年 『アフターコロナの公正社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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