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- 本 ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622097167
作品紹介・あらすじ
わたしたちはあらゆる種類の関心事を共有する親しい友人として、二人いっしょに、自分たちの人生の相似したところ(パラレル)と相反したところ(パラドックス)を探求していたのである――E・W・サイード
かたやエルサレム生まれカイロ育ち、ニューヨークに住むパレスチナ人エドワード・サイード。かたやユダヤ人としてブエノスアイレスに生まれ、イスラエル国籍、ロンドン、パリ、シカゴ、そしてベルリンを中心に活躍する指揮者・ピアニスト、ダニエル・バレンボイム。つねに境界をまたいで移動しつづけている二人が、音楽と文学と社会を語り尽くした6章だ。
パレスチナとイスラエルの若き音楽家をともに招き、ともに学んだワイマール・ワークショップの話から、グローバリズムと土地、アイデンティティの問題、オスロ合意、フルトヴェングラー、ベートーヴェン、ワーグナーなど、白熱のセッションが続く。
感想・レビュー・書評
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実際に読んだものは新装版ではないが、中身は同じだろう。
一般的には対立民族にあたる2人が自分達だけではなく周りも巻き込んでそういった対立を芸術を通してなくそうとする。
その活動の話やそもそもの2人の思想や考えの話。
バレンボイムの方が雄弁で力強い、サイードの方が多くは語らないが挑戦的なイメージを持つ。
難しかったけど良書だと思った
2024.7.30
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