ブック・ウォーズ デジタル革命と本の未来

  • みすず書房 (2025年1月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784622097495

感想・レビュー・書評

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  • Book Review: Book Wars: The Digital Revolution in Publishing by John B. Thompson | LSE Review of Books
    https://blogs.lse.ac.uk/lsereviewofbooks/2022/03/03/book-review-book-wars-the-digital-revolution-in-publishing-by-john-b-thompson/

    John Thompson | Jesus College in the University of Cambridge
    https://www.jesus.cam.ac.uk/people/john-thompson

    ブック・ウォーズ | デジタル革命と本の未来 | みすず書房
    https://www.msz.co.jp/book/detail/09749/

  • 電子書籍は大きく読書習慣を変えたと思う。
    30年以上前から構想があったのね

  • 最高に面白い、英米の書籍をめぐるビジネスで今何が起きているかをまとめた一冊。飯田さん曰く、かつて日本にあったビジネススタイルやサービスもあるらしい。個人的にはワットパッドのビジネスがすごい気になった。10代女性向けが多いらしいけどもったいない。日本だとpixivなのかな。

  •  2021 年に原書が出版されたこの本は出版業界(英語圏)におけるデジタル革命、2000年代に入ってからの約20年間の物語である。渦中では分かりにくかったことも時間がたったことで説明できるようになる。例えばAmazonと大手出版社の係争も後から振り返ることで明らかになることが多い。電子書籍の売上増加が2013年に止まったことが係争に影響していたとか、音楽業界は5年から10年早くデジタル革命の影響を受けていたため出版業界の経営者たちはこれを反面教師として準備ができたとか。日本とは流通の仕組みやコミックジャンルの強さなど状況が異なる部分もあるが、デジタル革命を大きな流れでとらえたときに本書からの学びは大きい。
     その流れを概観したうえで、第12章で展開される仮説が心にしみる。「本、とくに印刷された本が現在も多くの人びとに評価されているのは、とりもなおさず、画面を利用するデジタル文化とは異なるからではないだろうか。人びとの生活が画面を利用する文化に縛られれば縛られるほど、その文化に完全に取りこまれていない活動形態に、人びとは価値を見いだすのかもしれない。」あくまで現時点での仮説ではあるが。

  • 700ページ弱あり、電子書籍だと読了できなかったかもしれない。

    ISBNによる効率化、漫画なしの電子書籍は鵜呑みにできないと思うが、電子書籍率が2割ぐらい、音声化できるオーディブルは売上の一分など、日本と似ているところもある。

    CDに比べるとデジタル化の恩恵が薄いことなど、近いところとの比較がわかってありがたい。

    デジタル化によって、BtoCになり、CMSが求められるなど、他業種と同じような脱皮は必須と感じた。

    仕方ないが、総じて実書籍とデジタルともにAmazonの懸念が中心だった。

    そもそも、コンテンツとは何かを考えるいいきっかけになるとおもう。

  • 【本学OPACへのリンク☟】

    https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/731638

  • ふむ

  • 原題「BOOK WARS : The Digital Revolution in Publishing」(2021)の2025/01/23の翻訳。

    p.520とp.527に「オンライン小説サイトからベストセラーへの道が開けた小説」として、「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」(E・L・ジェイムズ)が挙げられている。

    [目次]

    まえがき
    序論

    第1章 電子書籍のためらいがちな出足
    電子書籍の起源と出現/電子書籍の売上パターンを細分化--水面下の状況を調べる/なぜばらつきがあるのか?/形態フォームと形式フォーマット/アメリカ以外の状況

    第2章 本の再発明
    デジタルショートの栄枯盛衰/大胆な試み/アプリケーションとしての電子書籍/本をアプリケーションとして再発明する/偽りの夜明け

    第3章 既刊本をめぐる戦い
    先制の一撃/名作をよみがえらせる/既刊本だけの電子書籍出版の限界

    第4章 グーグルの乱
    検索エンジン戦争/つきそうでつかない決着/スニペットの大きさ/グーグルブックスはどこへ向かうのか?

    第5章 上り調子のアマゾン
    アマゾンの台頭/司法省が参戦/アシェットとの対立/市場のパワー/心休まらない休戦

    第6章 可視性への闘い
    実店舗世界の可視性/メディアを介した可視性の変貌/アルゴリズムの勝利/読者へリーチする/出版界のスイス/ディスカウントによる可視性/デジタル時代の可視性

    第7章 自費出版の大爆発
    バニティプレスから独立系出版へ/電子書籍時代の自費出版業/あなただけの美しい本/自費出版というフィールドに参入したアマゾン/出版サービスという連続体スペクトラム/隠れた大陸/独立系の電子書籍の出版数を推定する/パラレルな世界と複数の経路

    第8章 本のクラウドファンディング
    クラウドファンディングの隆盛/直販型出版としてのクラウドファンディング/読者によるキュレーション/メインストリームの引力

    第9章 ブックフリックス
    スクリブドの賭け/オイスターの栄枯盛衰/キンドルアンリミテッドがシーンに登場/本のエコシステムにおけるサブスクリプション

    第10章 新たな声の文化(オラリティ)
    オーディオブックの発展/オーディブルの誕生/オーディオブックがルーティンに/オーディオブックのサプライチェーン/オーディオブックの制作/ページ上の演技/オーディオ・ビジュアル・コンテンツに埋もれる本

    第11章 ソーシャルメディアでのストーリーテリング
    物語のためのユーチューブを構築/無料で物語を共有する/物語からスタジオへ/物語から本へ

    第12章 オールドメディアとニューメディア
    クリエイティブ業界のデジタルディスラプション/データパワー/コンテンツプロセスの育成、文化の植民地化/デジタル時代の出版/読者のことを本気で考える/デジタル時代の本

    結論--流動する世界

    付録1 米大手商業出版社の売上データ
    付録2 調査手法についてのメモ

    原注
    索引

  • 電子書籍、自費出版など、近年の書籍業界の動向

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