学校の怪談―口承文芸の展開と諸相 (Minerva21世紀ライブラリー)

著者 :
  • ミネルヴァ書房
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623022526

作品紹介・あらすじ

共同体の語りの場を母体として成長してきた口承文芸は、今日転換期を迎えている。本書は、子どもたちの伝承世界にひろがる学校を舞台にした怪談話や現代のを中心に、その民俗学的背景と意義を考える。

感想・レビュー・書評

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  •  なんというか。
     口語で伝えられる怪談は、現代の民話なのかもしれないね。

     同じ内容であるというのに、聞き手が一番興味を持つことを、次に話す際に意図せずに強調している(あるいは意図して強調する)。そして変容していく物語。
     模倣や猿まねではなくて、そこには確かに創造がある。

     身近でありうるかもしれないお話としての民話はなくなってしまったけど、会談は残るのかもしれない。
     ただ、ネットではコピペで変容の箇所が減るのでさみしいな。

  • 作者は学校の怪談シリーズの人です。
    個人的には昔話の中の物語と、現代の学校の怪談が比較されていてとてもおもしろく感じました。後半のほうは語り手の説明や、その地域での口承の言葉遣い、祭りの掛け声など民俗学的に考察されていました。

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プロフィール

専攻は民俗学。文筆家。國學院大学を卒業後、都内の中学校教員をへて国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授。現在は名誉教授。博士(民俗学)。著書に『学校の怪談―口承文芸の展開と諸相』(ミネルヴァ書房、一九九三年)、『妖怪の通り道―俗信の想像力』(吉川弘文館、二〇一三年)、『しぐさの民俗学』(角川ソフィア文庫、二〇一六年)、『折々の民俗学』(河出書房新社、二〇一六年)ほか。児童書に『学校の怪談』シリーズ(講談社)など。

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