脱オリエンタリズムとしての社会知: 社会科学の非西欧的パラダイムの可能性 (Minerva21世紀ライブラリー 47)
- ミネルヴァ書房 (1998年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623029495
作品紹介・あらすじ
サイードの「オリエンタリズム論」を超えて。西欧的社会科学の限界が広く意識されるようになって久しい。本書は、サイードが定式化した「オリエンタリズム論」を再検討しつつ、脱オリエンタリズムの立場にたつ非西欧的社会科学の可能性を多角的に探る。
感想・レビュー・書評
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90年代を感じる。
【書誌情報】
著者 駒井洋 編著
ジャンル 哲学・思想
シリーズ Minerva 21世紀ライブラリー 47
出版年月日 1998年11月20日
ISBN 9784623029495
判型・ページ数 4-6・360ページ
定価 定価3,850円(本体3,500円+税)
在庫 品切れ・重版未定
西洋的社会科学の限界が広く意識されるようになって久しい。それは、経済学の理論的低迷に象徴されているが、社会学や政治学など他の社会科学についても事態は同様である。本書は、サイードが定式化した「オリエンタリズム論」を再検討しつつ、脱オリエンタリズムの立場にたつ非西洋的社会科学の可能性を多角的に探った共同研究の成果である。
[https://www.minervashobo.co.jp/book/b47753.html]
【簡易目次】
はじめに
Ⅰ 脱オリエンタリズムの陥穽〔概観〕
1 脱オリエンタリズムの誘惑と罠…………若林幹夫
2 東アジア中華思想共有圏の形成………古田博司
3 世界の「画一化」と「多様性」…………田中洋子
Ⅱ 歴史の脱オリエンタリズム〔概観〕
4 「近代」の脱オリエンタリズム的再定義…平山朝治
5 現代日本の経済過程と歴史認識……平沢照雄
Ⅲ 非西欧的パラダイムの可能性〔概観〕
6 自由の憂鬱……………………土井隆義
7 仏教的「母性原理」の復権……三石善吉
8 仏教にもとづく社会科学の可能性……駒井洋
注/ブック・ガイド(各章末)
人名索引(巻末)詳細をみるコメント0件をすべて表示