はじめて学ぶフランス文学史 (シリーズ・はじめて学ぶ文学史)

  • ミネルヴァ書房
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本棚登録 : 55
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623034901

作品紹介・あらすじ

若手の専門家8名による新しい形式の文学史。歴史から文学を読み解く「時代思潮」や文学観の展開を追う「節概説」を軸にしつつ、中世から現代まで幅広く選ばれた85点の代表的作品をフランス語の原文とともに取り上げる。ユニークな視点から文学を見る「コラム」も随所に配置。楽しみながら学べる本書は、初学者から研究を志す人まで幅広い層に役立つ一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 必要性に迫られフランス文学史に関する本を数冊読了。そのなかで、個人的にもっとも「使える!」と思ったのは本書。文学作品を成立させた歴史的背景と作家、作品について時代順に簡潔に記されている点は、数多ある類書と同様ではあるが、(1)作品の一部が原文で載せられていること、(2)時代を代表する作家の生涯・作品の成立過程などが多数かつ丁寧に解説されていること、(3)合間に挟まれるコラムが興味深いこと、以上3つの理由から本書をお勧めしたい。

    (1)について、特に詩は、どれほど訳者が苦心しても、原文で読まねば実のところがわからない。フランス語を勉強して日が浅ければ、本書の原文と訳文を対比して翻訳の勉強にもなりそうだ。

    (3)について、コラムの多くは文学史を俯瞰したとき、はじめて浮き彫りとなる幅の広い事柄が指摘される。

    本書と並行して、『フランス文学をひらく』や著名な『フランス文学案内』を読めば鬼に金棒。どちらも読み物として単純におもしろい。

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著者プロフィール

東京大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。中世フランス文学専攻。立教大学文学部教授。
著訳書としては、上掲『愛の往復書簡』のほか、『西洋中世奇譚集成 魔術師マーリン』(単訳)、『フランス中世文学名作選』(共訳)、『中世アーサー王物語群におけるアリマタヤのヨセフ像の形成』(単著)その他がある。

「2018年 『詩人クリスティーヌ・ド・ピザン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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