川端康成:美しい日本の私 (ミネルヴァ日本評伝選)

著者 : 大久保喬樹

• ミネルヴァ書房 (2004年4月10日発売)

作品紹介・あらすじ

天涯の孤児という宿命から出発し、西欧現代と日本伝統という二つの文化の狭間を辿り、やがて自然と人との合一、美と魔との交錯を軸とする独自の芸術世界を築きあげた川端康成。ノーベル文学賞に輝いた作家の行程を見渡す。

著者プロフィール

東京大学教養学部フランス科卒、同大学院比較文学比較文化修士課程を経て、フランス高等師範学校、パリ第三大学に学ぶ。東京女子大学名誉教授。1989年『岡倉天心　驚異的な光に満ちた空虚』で第1回和辻哲郎文化賞受賞。主な著書に『川端康成－美しい日本の私』、
編著に『九鬼周造『「いき」の構造』訳書に岡倉天心『新訳　茶の本』

「2021年 『岡倉天心と思想』 で使われていた紹介文から引用しています。」