領土ナショナリズムの誕生 「独島/竹島問題」の政治学 (国際政治・日本外交叢書)
- ミネルヴァ書房 (2006年11月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784623046751
感想・レビュー・書評
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できる限り公平に記述した竹島に関する領土論争に関する日韓の行動や論争を詳細に提示し、両国のマスコミの報じ方に関する統計的な分析、そして韓国の多くの学生から集めた日本に関する意識調査という三本立てで、そのどれもがとても良い研究の成果となっています
ぜひ一読をお勧めしたい好著です詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
10年周期で盛り上がる独島/竹島論争の日韓双方の主張内容の歴史的な変容を整理しながら、それぞれの国の新聞の関連記事内容を分析し、また韓国人学生がそうした報道をどのように受け止めてそこからどのような日本人イメージを形成しているのかを調査した本。ハンギョレ新聞が独島関連記事は他紙よりも少なめであったということは小さな意外で、その他とくに気になったのは「独島記事、言い換えれば「独島物語」の中心になったアクターは、日本の新聞では政府などの公的機関が中心であるが、韓国の新聞では市民が中心である。しかもナショナリスティックな性格が強い人物・団体が取り上げられていることも特徴的である。これは独島運動が市民主導の運動であること、そのような市民団体がニュースの重要なソースであることを示している」。これは独島/竹島問題に限ったことなのかという点と、いつごろからそうなったのか(48年の愛国老人会?)、そういう団体の人たちはどこから流れてきているのかというところなどなど知りたいと思った。
