近世・近代ヨーロッパの法学者たち グラーティアヌスからカール・シュミットまで
- ミネルヴァ書房 (2008年2月20日発売)
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感想 : 3件
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Amazon.co.jp ・本 (442ページ) / ISBN・EAN: 9784623047314
感想・レビュー・書評
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カール・シュミットの章を拾い読み。日本の法学の第一線にいる法学者達が書いている本なので、一定の信頼は置けるかと思います。法思想史に興味のある方には辞書的な使い方ができる本です。
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副題が示すように、カノン法の蒐集者であるグラティアヌスからカール・シュミットに至るまでの、近世・近代の法学者たちの伝記的事実や法理論が紹介されている。固有の領域としての法思想・法哲学で重要とされる人物はおおよそ網羅されており、この分野について造詣が深くない人間にとっては非常に参考になった。惜しむらくは、戦後のハートやドゥオーキンなどへの言及がないことか。
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26名の近世・近代ヨーロッパの法学者をそれぞれの専門家が簡潔・明瞭に記述する。
1.[ヨハーンネス]グラーティアヌス
2.バルトルス・デサクソフェラート
3.ヨハン・フォン・シュヴァルツェンベルク
4.ウーリッヒ・ツァジウス
5.アンドレーア・アルチャート
6.ジャック・キュジャス
7.フーゴー・グロティウス
8.ベネディクト・カルプツォフ
9.ヘルマン・コンリング
10.ファィト・ルートヴィヒ・フォン・ゼッケンドルフ
11.ザームエル・プーフェンドルフ
12.クリスティアン・トマジウス
13.クリスティアン・ヴォルフ
14.モンテスキュー
15.ポティエ
16.フォイエルバッハ
17.フランツ・フォン・ツァイラー
18.ティボー
19.サヴィニー
20.プフタ
21.ヴィントシャイト
22.イェーリング
23.ギールケ
24.フランツ・フォン・リスト
25.エールリッヒ
26.カール・シュミット
