社会心理学 社会で生きる人のいとなみを探る (いちばんはじめに読む心理学の本 2)

  • ミネルヴァ書房 (2009年3月30日発売)
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本 ・本 (260ページ) / ISBN・EAN: 9784623053391

感想・レビュー・書評

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  • 内田先生の章のみ読了

  • 社会心理学のさまざまな分野について
    複数の学者がオムニバス形式で論じたもの。
    各章はゆるやかな連携が取れているが
    内容によっては多少かぶって論じられている部分もある。
    ある程度心理学の知識がある人が読むと、
    常識とあわせて考えて真新しく感じる部分は少ないかもしれない。

  • 今回、自分の研究に関連する学問である社会心理学の本を探していたところ、表紙に「いちばんはじめに読む心理学の本」と書かれているこの本に興味を持ち、読み始めました。
     この本では、章ごとに社会的動物である人間の特徴、他者とのつながりや、社会的影響等について記述されており、それぞれの章で専門用語の解説やそれを証明するために行われた実験の紹介がされていました。また、「なぜ男性は年下の女性を、女性は経済力のある男性を好むのか?」等の面白いコラムが途中にあり、とても読みやすかったです。
     本の内容には共感できる内容が非常にありました。例えば、人間は基本的な欲求として自己高揚動機を持っています。これは、自分自身に対して好意的でありたい、自分自身が優れた存在あると思いたいという欲求で、この欲求があるために、ポジティブな方向偏った自己評価をしてしまう平均以上効果や自分の貢献度を過大視してしまうセルフ・サービング・バイアス等が生じてしまう。このように、無意識で行っている行動について詳しく解説してありとても勉強になりました。今後も、様々な本を読んで知識を深めていきたいと思いました。

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著者プロフィール

関西大学社会学部教授

「2019年 『〈概念工学〉宣言!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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