細川ガラシャ:散りぬべき時知りてこそ (ミネルヴァ日本評伝選)

著者 :
  • ミネルヴァ書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623056781

作品紹介・あらすじ

細川ガラシャ(一五六三〜一六〇〇)。細川忠興正室。明智玉子は、実父光秀が起こした本能寺の変に際して山中に幽閉され、赦免された後にはキリスト教への信仰に目覚めてガラシャの洗礼名を受け、石田三成らが挙兵した際には人質となるのを避けるために自ら命を絶つという、劇的な生涯を送った。運命に翻弄されつつも信念を貫いた女性は、激動の戦国の世をどのように見たのだろうか。

感想・レビュー・書評

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  • 引用元の資料などをよく記載してあって、いわゆる「細川ガラシャ」を伝える読み物の中では客観的なほうだと思います。wikiとかどこの創作物だよって感じだし……
    本人の和歌や文章など、人となりが直接わかる資料がもっと量多めに挿入されてるとよかったなあ。あまり現存していないのかもしれませんが。
    戦乱の世の中を泳ぎ抜く細川家の思考によく准じた、りっぱな嫁(正室)であったことはきっちりと伝わりました。

  • [ 内容 ]
    細川ガラシャ(一五六三~一六〇〇)。
    細川忠興正室。
    明智玉子は、実父光秀が起こした本能寺の変に際して山中に幽閉され、赦免された後にはキリスト教への信仰に目覚めてガラシャの洗礼名を受け、石田三成らが挙兵した際には人質となるのを避けるために自ら命を絶つという、劇的な生涯を送った。
    運命に翻弄されつつも信念を貫いた女性は、激動の戦国の世をどのように見たのだろうか。

    [ 目次 ]
    第1章 明智光秀の娘
    第2章 織田信長の兄弟姉妹・子女の配置
    第3章 信長と光秀・藤孝
    第4章 本能寺の変とその後の明智氏・細川氏
    第5章 忠興と玉子の婚姻
    第6章 丹後時代の玉子と忠興
    第7章 秀吉時代の玉子と忠興
    第8章 天正末年から文禄初年の細川家
    第9章 豊臣秀次事件の波紋
    第10章 関ケ原合戦と玉子の最期
    終章 苦難の中の花の一生

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  • 2010.03.14 朝日新聞で紹介されました。

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著者プロフィール

1941年、兵庫県生まれ。1969年、京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、京都橘大学名誉教授、文学博士 ※2022年4月現在
【主要著書】『山内一豊と千代』(岩波書店、2005年)、『細川ガラシャ』(ミネルヴァ書房、2010年)、『足利義政と日野富子』(山川出版社、2011年)、『室町将軍の御台所』(吉川弘文館,2018年)

「2022年 『女人政治の中世 北条政子と日野富子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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