本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (521ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623057801
作品紹介・あらすじ
「友愛」という言葉は、ともすれば日本の国内のみで流通・消費されているキーワードのように思われるが、ポストモダンの思想の先にたどり着いたものである。思想の「バブル」の如く、消え去ったかに見えた構造主義に代表される現代思想の系譜は、水面下で確実に続き、混迷を極める今、再び日の目を見ようとしている。デリダはなぜ、「友愛の戦略」を打ち立てたか。そこに至るまでの思想家の知的格闘の軌跡を描き出し、ヘゲモニーの先にある、可能なる市民社会の姿を描き出す。