三条天皇―心にもあらでうき世に長らへば (ミネルヴァ日本評伝選)
- ミネルヴァ書房 (2010年7月10日発売)
本棚登録 : 21人
感想 : 3件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623057887
作品紹介・あらすじ
三条天皇(九七六〜一〇一七、在位一〇一一〜一六)。外祖父・藤原兼家の庇護のもと成長し、天皇家の嫡流として皇太子となった居貞親王だが、即位後は道長の圧迫を受けるようになる。失明などの病気に苦しみ、落日の冷泉皇統のために苦闘した、悲劇の天皇の実像を描く。
感想・レビュー・書評
-
即位後の多くが藤原道長との対立に彩られた悲劇の天皇の評伝。詳細に辿られる生涯から、当時の皇位継承に関わる力学や、政争に伴う緊張感・貴族社会の空気などが生々しく伝わってくる。春宮時代と即位後の温度差が生じた要因が非常に興味深い。
詳細をみるコメント0件をすべて表示
全3件中 1 - 3件を表示