概説中国思想史

制作 : 湯浅 邦弘 
  • ミネルヴァ書房
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本棚登録 : 58
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623058204

作品紹介・あらすじ

春秋戦国時代の諸子百家から訓詁学、朱子学、陽明学をへて清朝考証学まで。日本をはじめ東アジア圏にも大きな影響を与えてきた中国思想を、時代順の通史を縦糸に、多彩なキーテーマを横糸にして描き出す、待望の概説書。

感想・レビュー・書評

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  • 中国思想史の概説書です。

    本書は二部構成になっており、第一部では時代を追って重要な思想家たちの紹介がおこなわれています。第二部はテーマ別編成となっていますが、中国思想史における重要な概念のなかから「気」「道」「孝」「礼」の四つがとりあげられ、そのほかに資料にまつわる問題や、史学、民間信仰、兵学、日本漢学などの解説が含まれています。

    第二部で、幅広いテーマがあつかわれているのが本書の特徴といってよいと思います。ただ、そのぶん第一部の叙述がかなり圧縮されてしまっている印象があります。おなじミネルヴァ書房から、渡邉義浩編『はじめて学ぶ中国思想―思想家たちとの対話』が刊行されていますが、そちらは全編が時代別の解説になっており、さらにほんのわずかではありますが、それぞれの思想家たちのテクストも紹介されていて、個人的にはそちらのほうが親しみやすい内容のように感じました。

  • 四書五経をつまみ食いしてきたが、体系を知らなかったので、改めて何読めばいいのかなと読んだ。老子と荘子読もう。

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