藤原仲麻呂 率性は聡く敏くして (ミネルヴァ日本評伝選)

  • ミネルヴァ書房 (2011年7月10日発売)
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本 ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784623060924

感想・レビュー・書評

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  • 位人臣を極めたのち非業の最期を遂げるまでの生涯を追い、正史において賊臣とされてきた、その実像に迫る内容。政策や政争における対立構造等に対する丹念な再評価から見えてくる奈良時代中期の政治構造が興味深かった。

  • 藤原鎌足の曾孫。
    英才教育を受けた秀才が登りつめ、勝ったつもりの相手に足を救われた、みたいな感じなのかな。

  • これは奈良時代を書いた最高の歴史書かもしれない
    半年前から奈良時代勉強してます
    きっかけは永井路子先生の氷輪を読んだから
    もっと詳しくしりたいと図書館から借りました
    早い段階から孝謙天皇をめぐる黒い霧のような動きが、皇統継承への警鐘(ダジャレ)に見えた
    無理筋を通そうとするから亀裂が入るところを、仲麻呂は対局をみつつ国家の仕組みを創り上げるため弥縫策や根本から新しい発想の政策をし続けた・・・それをクーデターですよね?
    買おうかな?

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著者プロフィール

1950年、兵庫県生まれ。1978年、駒澤大学大学院博士後期課程単位修得満期退学。1993年、山形県立米沢女子短期大学教授。2000年、甲子園短期大学教授。2010年に同大学学長を経て、2017年より龍谷大学文学部歴史学科日本史学専攻教授(特任)。専門は奈良朝の政治史および平安朝の日記。単著に『大伴旅人・家持とその時代 -大伴氏凋落の政治史的考察-』(桜楓社)、『藤原仲麻呂 -率性は聡く敏くして-』(ミネルヴァ書房)、『藤原四子 -天下を鎮安す-』(ミネルヴァ書房)、『藤原種継-都を長岡に遷さむとす-』(ミネルヴァ書房)、『奈良時代の政争と皇位継承』(吉川弘文館)、『藤原北家・京家官人の考察』(岩田書院)、『藤原南家・北家官人の考察』(岩田書院)、『藤原式家官人の考察』(岩田書院)など。編著に『江記逸文集成』(国書刊行会)、共編著に『時範記逸文集成』(岩田書院)などがある。

「2021年 『藤原仲麻呂政権の基礎的考察』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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