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本 ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784623066520
感想・レビュー・書評
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タイトル通り、藤原不比等の子、武智麻呂、房前、宇合、麻呂の四人を取り上げた本です。
この本のスタンスだと、房前は不比等の実質的な後継者ではなく、武智麻呂、宇合、麻呂とは一線を画していた。
これまでの研究では、どちらかというと、四子は一枚岩、武智麻呂よりも房前が実質的な後継者、というのが主流らしい。
そのあたり、おもしろかったです。
節ごとに、タイトルがついているからか、前とあまり関連というか、つながっていない話になっている部分もあって、ときどき、ん??となったりもしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歴史を現代人が振り返ると、結果を知っているものだから、出来事一つみても最初からの深謀遠慮のように思ってしまう
不比等は娘を天皇家に入れる所から上昇し始めて、各氏族代表の馬である太政官組織に、子供4人を分家したうえで4人とも参議とすることに成功。息子らを登用する目的で参議という役を作るなどお手盛り極まりない
光明子を皇后にして、政治に興味が薄い聖武天皇の頃から聴政をする(天皇の大権を代行していた)ことで、子々孫々栄える基礎が出来た
もっとも、藤原四子の権勢期間は存外短い
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