阿弖流為 夷俘と号すること莫かるべし (ミネルヴァ日本評伝選)

  • ミネルヴァ書房 (2013年10月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784623066995

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  • 奈良時代末、国家の征夷に抗い、最後は投降・斬首された蝦夷軍の総帥について、時代背景を丹念に精査することで、その生涯に迫ろうとする一冊。時代の転換による混乱した世相がうかがえる内容で興味深かった。

  • 奈良~平安時代初期には奥羽両国の蝦夷が関東から九州までのほぼ全国に移住させられた。

  • 高橋克彦の「火怨」は、読んでみたいと思っているのですが、、、

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    「阿弖流為(?~八〇二) 蝦夷の指導者。
    陸奥国胆沢地方を本拠とし、延暦八年巣伏村の戦で朝廷の征討軍を大敗させるも、延暦二一年投降、河内国で斬首された阿弖流為。平和・共生のありようを模索し続けた生涯を蝦夷の歴史、文化、そして様々な人物像と共に鮮やかに描き上げる。

    [ここがポイント]
    ・蝦夷の雄・阿弖流為の初の評伝。
    ・記録がほとんどない阿弖流為を、様々な資料をもとに、鮮やかに描き出す。
    ・2013年1月・3月にNHKでドラマ「火怨・北の英雄 アテルイ伝」が放映され、現在注目を集めている。」

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著者プロフィール

1959年 東京都に生まれる。1987年 東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得中退。現在 岩手大学人文社会科学部教授 博士(文学) ※2022年9月現在
【主要編著書】『前九年・後三年合戦と奥州藤原氏』(高志書院、2010年) 『阿弖流為』(ミネルヴァ書房、2013年)

「2022年 『安倍・清原氏の巨大城柵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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