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- 本 ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623071470
感想・レビュー・書評
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法華経を唱えながら亡くなられた若き天皇に涙
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著者より頂く。堀河天皇は嘉承2年(1107年)に崩御され、平成19年(2007年)に900年遠忌を迎えた折り、天皇陛下へ御進講したものを本としたもの。読み下し文は現代仮名遣いとしており読みやすい。とはいえ、父の白河天皇の院政期の最初の天皇として生きた時代は平安時代の最後の1世紀に当たるため、時代背景の知識は必須である。
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白河天皇の皇子として生まれ、弱冠八歳で父より譲位された堀河天皇。病がちで身体の弱い一面をもっていたが、父白河院が敷いた院政期にあって独自の手腕を発揮し「末代の賢王」とされた。また絃管の名手として知られ、歌詠、野遊などを好み、芸能を愛した。堀河天皇に関する史料は少ないなか、この知られざる天皇に平安朝史の第一人者が迫る。
[ここがポイント]
◎ 院政期の知られざる天皇に関する貴重な論考。
◎ 芸能に秀でた天皇の雅と趣を少ない資料からも解き明かす。
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著者プロフィール
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