日本農業への問いかけ (シリーズ・いま日本の「農」を問う)

  • ミネルヴァ書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623072187

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  • 日本の農業がもつ可能性とは?、4人の著者は、自らも新たな試みに挑戦し、数々の実践をふまえ、さらに数値データも駆使し日本の農業の実相をあぶりだし、それぞれの観点・視点で未来を展望したものである。
    第1章 農業空間の未来学 桑子敏雄 氏
    第2章 日本農業の実相と幻想 浅川 芳裕 氏
    第3章 半農半Ⅹという生き方 塩見 直紀 氏
    第4章 農産物直売所からみた農業と地域社会 櫻井 清一 氏

    実は、この本、浅川 芳裕さんが書いた別の本で知った。農林水産官僚が流す情報では、日本農業の未来は開けないという言説だった。
    今回の本で、櫻井氏は、元農林水産の官僚。食糧自給率をカロリーベースでカウントするデータを示していた。そのことを否定する浅川さんとオムニバスで書かれていて、少々おかしみを感じました(笑)。

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著者プロフィール

桑子 敏雄(くわこ・としお):一九五一年群馬県生まれ。哲学者。東京工業大学名誉教授、一般社団法人コンセンサス・コーディネーターズ代表理事。一九七五年東京大学文学部哲学科卒業、同大学院博士課程修了。南山大学助教授などを経て東工大へ。一九九九年に上梓した『環境の哲学』が建設省官僚の目に留まり、政策提言を求められ、公共事業(ダム建設など)の地元住民の合意形成にかかわるようになる。「ふるさと見分け」「市民普請」を提唱。東京工業大学リベラルアーツセンター長もつとめた。著書に、『環境の哲学――日本の思想を現代に活かす』(講談社学術文庫) 、『感性の哲学』『西行の風景』(日本放送出版協会一九九九、二〇〇一年)、『日本文化の空間学』(東信堂、二〇〇八年)『生命と風景の哲学――「空間の履歴」から読み解く』(岩波書店、二〇一三年)、『わがまち再生プロジェクト』(角川書店、二〇一六年)、『何のための「教養」か』(ちくまプリマー新書、二〇一九年)など多数。

「2023年 『風土のなかの神々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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