社会起業家が〈農〉を変える 生産と消費をつなぐ新たなビジネス (シリーズ・いま日本の「農」を問う 6)

  • ミネルヴァ書房 (2015年6月30日発売)
3.33
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 19
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784623073047

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 非常に想いやビジネスモデルが伝わってきて面白かった。ただ、業界全体の社会課題や現場感がなかなか伝わってこなかったので、少しもやもや。

  • 農業を通じて社会を変える起業家たちの体験談が記されている。らでぃっしゅぼーや、坂の途中、クロスエイジと同じ農業の流通でも全く異なる目線を持っている3者であった。
    らでぃっしゅはとにかくとにかく有機農業にこだわっており、環境問題と農業を一緒に考えている。農薬や除草剤も基本的には反対の立場を取る。流通二通いては風来と同様ぱれっとという野菜セットを売りにしている。このことから野菜セットはかなりありきたりな戦略なのだなあと実感。他にアイディアがないか考えないといけない。
    坂の途中の作者の説明はかなりわかりやすかった。卸売市場は形を整える必要があるため、なかなか難しい。しかも単価が安い。道の駅などの直売所は地元のベテラン農家さんたちが競合になるためかてない。地域の購買力も減っており、各家庭での野菜の消費量も減っている。分散して栽培を依頼することで個々の生産者の供給は少量不安定でもグループ全体としては安定している。という坂の途中の構造。ってこれって結局いきつくさきは農協な気がするが。。。
    クロスエイジについては農業コンサルって考え方が面白いなあと思った。そして中規模流通業者等のも良い。結局は最後の方に記載してあった、農作物は作りすぎ、作れない、足りないの3点がネックすぎて個人では大変厳しい。だからこそのアイディアが必要なわけで頑張りがいもある気がしますね。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

2015年4月現在らでぃっしゅぼーや株式会社マーケティング室広報担当

「2015年 『社会起業家が〈農〉を変える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤野直人の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×