よくわかる社会情報学 (やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ )
- ミネルヴァ書房 (2015年5月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784623073597
感想・レビュー・書評
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社会情報学とは「社会における情報現象の総体を対象に、その特質を理論的にかつ実証的に明らかにする学問」のことである。
世界を論理的に記号とルールで記述できるという信念がコンピュータの希求された基礎である。
ではコンピュータが取り扱う情報とはいったいなんなのか。
シャノンは情報を「不確定度を減ずるもの」としていた。
社会情報学ではベイトソンによる情報の概念を中心に取り扱う。
そのベイトソンの情報から、グレーザーズフェルドは「感覚運動性の認知構造にもとづいて、過去の経験を再現前化するはたらきが、言語の主たる機能である。(ラディカル構成主義)各個人のあいだで言語によって概念が「共有」されるとき、それは概念の同一性を表すのではなく、むしろ両立可能である」と呼べる。
コミュニケーションや情報を考える時、話す場合は、自分の世界の過去を再度甦らせて喋っているのであり、相手を受けて、その受けた言葉に返しているわけでは、正確には言えない。でも、「人権」とか「音楽」とかは共有されているのではないかというが、それは概念に同一性があるというわけではなく、両立しているだけだという。自分自身が準拠する価値の体系を自律的に塗り替えていく行為がネオサイバネティカルなコミュニケーションである。自分の作り出したパターンにショックを受けて自分のパターンを変えているのだ。
コミュニケーションの本質は「両立可能」であり、「共有」はない。
ほか、マクルーハンやドブレのメディオロジーなど色々書かれてあり、勉強になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ふむ
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